キャパシティブロックを表示する
キャパシティブロックを予約すると、AWS アカウントにキャパシティブロックの予約が表示されます。start-date
と end-date
を見ると、予約の開始日と終了日を確認できます。キャパシティブロック予約が始まるまで、利用可能なキャパシティは 0 と表示されます。キャパシティブロックで利用できるインスタンスの数は、タグキー aws:ec2capacityreservation:incrementalRequestedQuantity
のタグ値を見ると確認できます。
キャパシティブロックの予約が始まると、予約状態は scheduled
から active
に変わります。Amazon EventBridge を通じて、キャパシティブロックが使用可能になったことを知らせるイベントが発行されます。詳細については、「EventBridge を使用してキャパシティブロックをモニタリングする」を参照してください。
キャパシティブロックには、以下のような状態があります。
-
payment-pending
— 前払い料金の処理が完了していない。
-
payment-failed
— 前払い料金の処理が 12 時間以内に完了しなかった。キャパシティブロックが解除された。
-
scheduled
— 料金の処理は完了したが、キャパシティブロックの予約はまだ始まっていない。
-
active
- リザーブドキャパシティを使用できる。
-
expired
— キャパシティブロックの予約の有効期限が予約リクエストで指定された日時に自動的に切れた。リザーブドキャパシティー も使用できなくなります。
キャパシティブロック予約は、次のいずれかの方法で表示できます。
- Console
-
コンソールを使用してキャパシティブロックを表示するには
Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。
-
ナビゲーションペインで、[キャパシティーの予約] を選択します。
-
[キャパシティ予約の概要] ページに、すべてのキャパシティ予約リソースの詳細が記載されたリソーステーブルが表示されます。キャパシティブロック予約を検索するには、[キャパシティ予約 ID] の上にあるドロップダウンリストから[キャパシティブロック] を選択します。表には、開始日、終了日、期間、状態など、キャパシティブロックに関する情報が表示されています。
-
キャパシティブロックの詳細は、表示するキャパシティブロックの予約 ID を選択すると、表示されます。[キャパシティ予約の詳細] ページには、予約のすべてのプロパティと、キャパシティブロックで使用中かつ使用可能なインスタンスの数が表示されています。
キャパシティブロック予約が始まるまで、利用可能なキャパシティは 0 と表示されます。キャパシティブロックが開始されたときに利用できるインスタンスの数は、タグキー aws:ec2capacityreservation:incrementalRequestedQuantity
の以下のタグ値を使用して確認できます。
- AWS CLI
-
AWS CLI を使用してキャパシティブロックを表示するには
デフォルトでは、describe-capacity-reservations コマンドを使用すると、オンデマンドキャパシティ予約とキャパシティブロック予約の両方が一覧表示されます。キャパシティブロック予約のみを表示するには、capacity-reservation-type
パラメータに capacity-block
を適用して絞り込みます。
例えば、次のコマンドは、現在の AWS リージョン にあるキャパシティブロック予約を 1 つ以上記述します。
aws ec2 describe-capacity-reservations -reservation-type capacity-block
出力例。
{
"CapacityReservations": [
{
"CapacityReservationId": "cr-12345678",
"EndDateType": "limited",
"ReservationType": "capacity-block"
"AvailabilityZone": "eu-east-2a",
"InstanceMatchCriteria": "targeted",
"EphemeralStorage": false,
"CreateDate": "2023-11-29T14:22:45Z",
"StartDate": "2023-12-15T12:00:00Z",
"EndDate": "2023-08-19T12:00:00Z",
"AvailableInstanceCount": 0,
"InstancePlatform": "Linux/UNIX",
"TotalInstanceCount": 16,
"State": "payment-pending",
"Tenancy": "default",
"EbsOptimized": true,
"InstanceType": "p5.48xlarge"
},
...