Amazon EC2 の Identity and Access Management
AWS Identity and Access Management (IAM) は、管理者が AWS リソースへのアクセスを安全に制御するために役立つ AWS のサービスです。IAM 管理者は、Amazon EC2 リソースの使用に「認証」(サインイン) されて「承認」(許可の付与) される人を管理します。IAM は、追加費用なしで使用できる AWS のサービス です。
セキュリティ認証情報により、AWS サービスでユーザーの身分が証明され、Amazon EC2 リソースなどの AWS リソースへのアクセスが付与されます。Amazon EC2 および IAM の機能を使用して、他のユーザー、サービス、およびアプリケーションがユーザーの Amazon EC2 リソースを使用できるようにします。その際、ユーザーのセキュリティ認証情報は共有されません。他のユーザーが AWS アカウントのリソースを使用する方法を制御するには IAM を、Amazon EC2 インスタンスへのアクセスを制御するにはセキュリティグループを使用できます。Amazon EC2 のリソースの完全使用または制限付き使用のどちらを許可するか選択できます。
開発者は、EC2 インスタンスで実行するアプリケーションに必要なセキュリティ認証情報を、IAM ロールを使用して管理できます。IAM ロールをインスタンスにアタッチすると、インスタンスで実行されているアプリケーションはインスタンスメタデータサービス (IMDS) から認証情報を取得できます。
IAM を使用して AWS リソースを保護するためのベストプラクティスについては、「IAM ユーザーガイド」の「IAM でのセキュリティのベストプラクティス」を参照してください。