CloudFront の AWS の請求書と使用状況レポート
AWS には、CloudFront の使用状況レポートが 2 種類、用意されています。
-
AWS 請求レポートは、CloudFront も含めて、使用している AWS のサービスのアクティビティすべての概要を示します。
-
AWS 使用状況レポートは、特定のサービスのアクティビティの概要を、時間、日、または月単位で集約して示します。CloudFront の使用状況をグラフィカルに表現する使用状況グラフも含まれています。
注記
他の AWS のサービスと同様に、CloudFront は実際に使用した分のみの料金請求となります。詳細については、「CloudFront の料金
CloudFront の AWS 請求レポートを表示する
AWS Billing and Cost Management コンソールの [請求書] ページで、AWS の使用状況と料金の概要をサービス別に表示できます。
AWS 請求レポートを表示するには
AWS Management Console にサインインして AWS Billing コンソール (https://console.aws.amazon.com/billing/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで [Bills (請求書)] を選択します。
-
[請求期間] (例: 2023 年 8 月) を選択します。
-
[サービス別料金] タブで、[CloudFront]を選択し、[グローバル] または AWS リージョン の名前を展開します。
-
詳細な請求レポートを CSV 形式でダウンロードするには、[すべてを CSV にダウンロード] を選択します。
AWS 請求書の詳細については、「AWS Billing ユーザーガイド」の「請求書を表示する」を参照してください。
請求レポートには、CloudFront に該当する以下の値が表示されます。
-
ProductCode —
AmazonCloudFront
-
使用状況 – 以下の値のいずれかです。
-
データ転送のタイプを識別するコード
-
Invalidations
-
Executions-CloudFrontFunctions
-
KeyValueStore-APIOperations
-
KeyValueStore-EdgeReads
-
RealTimeLog-KinesisDataStream
-
SSL-Cert-Custom
-
-
ItemDescription — UsageType の請求レートの説明。
-
UsageStart Date と UsageEndDate – 使用状況が該当する協定世界時 (UTC) の日付。
-
UsageQuantity — 以下の値のいずれかです。
-
指定した期間のリクエストの数
-
データ転送量 (GB)
-
無効にされたオブジェクトの数
-
SSL 証明書を有効な CloudFront ディストリビューションに関連付けた月数を按分計算した合計値。たとえば、ある証明書を有効なディストリビューションに 1 か月まるまる関連付け、別の証明書を有効なディストリビューションに半月だけ関連付けた場合、この値は 1.5 になります。
-
CloudFront の AWS 使用状況レポートを表示する
AWS には、CloudFront 使用状況レポートが用意されています。これは請求レポートよりは詳細ですが、CloudFront アクセスログほど詳細ではありません。使用状況レポートには、使用状況データが時間、日、または月単位で集計され、リージョンと使用タイプ別に操作が一覧で示されます (たとえば、オーストラリアリージョンからデータが転送されたなど)。
AWS 使用状況レポートを表示するには
AWS Management Console にサインインして AWS Billing コンソール (https://console.aws.amazon.com/billing/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで、[コストとレポート] を選択します。
-
[AWS 使用状況レポート]セクションで、[使用状況レポートの作成] を選択します。
-
[使用状況レポートをダウンロード] ページの [サービス] で、[Amazon CloudFront] を選択します。
-
使用タイプを選択します。
-
[操作]を選択します。
-
レポートの期間を選択します。カスタム日付範囲を選択した場合は、レポートの日付範囲を手動で指定する必要があります。
-
[レポートの精度] で、[時間単位]、[日単位]、または [月単位] を選択します。
-
[ダウンロード] を選択し、[XML レポート] または [CSV レポート] を選択します。
AWS 使用状況レポートの詳細については、「AWS Data Exports ユーザーガイド」の「AWS 使用状況レポート」を参照してください。
CloudFront 使用状況レポートには次の値が含まれています。
-
サービス –
AmazonCloudFront
-
オペレーション — HTTP メソッド。値には、
DELETE
、GET
、HEAD
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
があります。 -
UsageType – 以下の値のいずれかです。
-
データ転送のタイプを識別するコード
-
Invalidations
-
Executions-CloudFrontFunctions
-
KeyValueStore-APIOperations
-
KeyValueStore-EdgeReads
-
RealTimeLog-KinesisDataStream
-
SSL-Cert-Custom
-
-
リソース — 使用状況に関連付けられた CloudFront ディストリビューションの ID、または、CloudFront ディストリビューションに関連付けた SSL 証明書の証明書 ID。
-
StartTime/EndTime — 使用状況が該当する協定世界時 (UTC) の日付。
-
UsageValue – 1) 指定した期間のリクエストの数、または、2) 転送データ量 (バイト)。
Amazon S3 を CloudFront のオリジンとして使用している場合は、Amazon S3 の使用状況レポートも作成することを検討してください。ただし、CloudFront ディストリビューションのオリジンとして以外の目的でも Amazon S3 を使用している場合は、どの部分が CloudFront で使用されたのか明確にならない可能性があります。
ヒント
お客様のディストリビューションの CloudFront アクセスログをオンにすることで、お客様のオブジェクトについて CloudFront が受信するすべてのリクエストに関する詳細な情報を取得することができます。詳細については、「標準ログ (アクセスログ) を設定および使用する」を参照してください。
レポートの CloudFront の料金と使用タイプを理解するための詳細情報については、「CloudFront の AWS 請求レポートと使用状況レポートを解釈する」を参照してください。