ネットワークモニタリング

Network Flow Monitor は、Amazon EC2 インスタンス間のトラフィックや、Amazon Amazon S3 や Amazon DynamoDB などの他の AWS サービスに向かうトラフィックについて、パケット損失やレイテンシーなどのネットワークパフォーマンスをほぼリアルタイムで可視化します。Network Flow Monitor は、インスタンスで実行するためにインストールした軽量ソフトウェアエージェントのデータを使用して機能します。これらのフルマネージドエージェントは、TCP 接続からパフォーマンス統計を収集し、Network Flow Monitor バックエンドに送信します。特定のエージェントのモニターを作成し、Network Flow Monitor ダッシュボードを使用することで、ネットワーク接続のパケット損失とレイテンシーをすばやく視覚化し、問題の帰属情報を使用して、エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させるためにトラブルシューティングをどこに集中させるかを決定できます。

Internet Monitor では、AWS のグローバルネットワークのフットプリントから接続データを取得します。そして、インターネット向けトラフィックのパフォーマンスと可用性に関するベースラインの計算に使用します。トラフィックパターンとヘルスイベントの全体像を確認し、イベントに関する情報を容易に掘り下げることができます。アプリケーションクライアントに影響するインターネットヘルスイベントのアラートを取得することもできます。さらに、Amazon CloudFront を使用するか、さまざまな AWS リージョン をルーティングすることで、Internet Monitor が提供するインサイトを活用し、クライアントエクスペリエンスの潜在的な改善点を調べることができます。

Network Synthetic Monitor は、フルマネージド型のエージェントを使用して、ハイブリッドネットワーク接続のレイテンシーとパケット損失を追跡および視覚化できるようにします。測定値を収集し、Network Synthetic Monitor がアプリケーションのヘルスイベントアラートを作成できるようにするには、AWS でホストされているリソースからオンプレミスの送信先 IP アドレスに送信されるプローブを作成します。ネットワークパフォーマンスをモニタリングするために追加のエージェントをインストールする必要はありません。Internet Monitor と同様に、アラートとしきい値を設定し、問題の迅速なトラブルシューティングに役立つ情報を取得して、エンドユーザーエクスペリエンスを向上させるための対策を講じることができます。