複合アラームを作成する
このセクションのステップでは、CloudWatch コンソールを使用して複合アラームを作成する方法について説明します。API または AWS CLI を使用して複合アラームを作成することもできます。詳細については、PutCompositeAlarm または put-composite-alarm
複合アラームを作成するには
CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/
) を開きます。 ナビゲーションペインで、[Alarms] (アラーム) を選択し、[All alarms] (アラームの作成) を選択します。
アラームのリストで、ルール式で参照する既存のアラームの横にあるチェックボックスをオンにしてから、[Create composite alarm] (複合アラームの作成) を選択します。
[Specify composite alarm conditions] (複合アラーム条件を指定) で、新しい複合アラームのルール式を指定します。
注記
[Conditions] (条件) ボックスに、アラームのリストから選択したアラームが自動的に表示されます。デフォルトでは、
ALARM
関数が各アラームに指定されており、各アラームは論理演算子OR
によって結合されています。次のサブステップに従って、ルール式を変更できます。
-
各アラームで必要な状態は、
ALARM
からOK
またはINSUFFICENT_DATA
に変更できます。 -
ルール式の論理演算子は、
OR
からAND
またはNOT
に変更できます。また、関数をグループ化するための括弧を追加できます。 ルール式に他のアラームを含めることも、ルール式からアラームを削除することもできます。
例: 条件付きのルール式
(ALARM("CPUUtilizationTooHigh") OR ALARM("DiskReadOpsTooHigh")) AND OK("NetworkOutTooHigh")
このルール式の例では、OK("NetworkOutTooHigh") が
OK
であると同時に ALARM ("CPUUtilizationTooHigh" or ALARM("DiskReadOpsTooHigh") がALARM
状態であるとき、複合アラームがALARM
状態になります。-
完了したら、[次へ] を選択します。
[Configure actions] (アクションの設定) で、次を選択できます。
[Notification] (通知) から
[Select an exisiting SNS topic] (既存の SNS トピックを選択)、[Create a new SNS topic] (新しい SNS トピックを作成)、または [Use a topic ARN] (トピック APN を使用) を選択すると、通知を受け取る SNS トピックを定義できます。
[Add notification] (通知の追加) を選択すると、アラームで同じアラーム状態または異なるアラーム状態についての複数の通知を送信できます。
[Remove] (削除) を選択すると、アラームによる通知の送信やアクションの実行を停止できます。
(オプション) 状態が変化したときにアラームが Lambda 関数を呼び出すようにするには、[Lambda アクションの追加] を選択します。次に、関数名または ARN を指定し、オプションで関数の特定のバージョンを選択します。
[Systems Manager action] (Systems Manager のアクション) から
[Add Systems Manager action] (Systems Manager アクションを追加する) を選択すると、アラームが ALARM 状態になったときに SSM アクションを実行できます。
Systems Manager のアクションの詳細については、「AWS Systems Manager ユーザーガイド」の「アラームから OpsItems を作成するように CloudWatch を設定する」、「Incident Manager ユーザーガイド」の「Incident creation」(インシデントの作成) を参照してください。SSM Incident Manager アクションを実行するアラームを作成するには、正しいアクセス許可が必要です。詳細については、「Incident Manager ユーザーガイド」の「AWS Systems Manager Incident Manager におけるアイデンティティベースのポリシーの例」を参照してください。
完了したら、[次へ] を選択します。
[Add name and description] (名前と説明を追加) で、新しい複合アラームのアラーム名とオプションの説明を入力します。アラーム名には UTF-8 文字のみを使用する必要があり、ASCII 制御文字は使用できません。説明にはマークダウン形式を含めることができます。マークダウン形式は、CloudWatch コンソールのアラームの [詳細] タブにのみ表示されます。マークダウンは、ランブックや他の内部リソースへのリンクを追加するのに役立ちます。
完了したら、[次へ] を選択します。
[Preview and create] (プレビューと作成) で情報を確認し、[Create composite alarm] (複合アラームの作成) を選択します。
注記
1 つの複合アラームと別の複合アラームが互いに依存する複合アラームのサイクルを作成できます。このシナリオの場合、複合アラームは評価されなくなります。また、複合アラームは互いに依存しているため削除できません。複合アラーム間のサイクルの依存関係を断ち切る最も簡単な方法は、複合アラームのうちの 1 つで、関数
AlarmRule
をFalse
に変更することです。