利用可能なメトリクスを表示する - Amazon CloudWatch

利用可能なメトリクスを表示する

メトリクスはまず名前空間ごとにグループ化され、次に各名前空間内の種々のディメンションの組み合わせごとにグループ化されます。例えば、すべての EC2 メトリクス、インスタンス別にまとめた EC2 メトリクス、Auto Scaling グループ別にまとめた EC2 メトリクスが表示できます。

Amazon CloudWatch にメトリクスを送信するのは、使用中の AWS サービスのみです。

CloudWatch にメトリクスを送信する AWS サービスのリストについては、CloudWatch メトリクスを発行する AWS のサービス を参照してください。このページでは、各サービスによって公開されるメトリクスとディメンションも確認できます。

注記

過去 2 週間に新しいデータポイントがないメトリクスは、コンソールに表示されません。また、これらはコンソールの [すべてのメトリクス] タブの検索ボックスにメトリクス名やディメンション名を入力しても表示されず、list-metrics コマンドの結果でも返されません。これらのメトリクスを取得する最善の方法は、AWS CLI の get-metric-data コマンドまたは get-metric-statistics コマンドを使用することです。

表示したい古いメトリクスとディメンションが類似する現在のメトリクスがある場合は、この現在の類似するメトリクスを表示できます。次に、[ソース] タブをクリックし、メトリクス名とディメンションのフィールドを必要な内容に変更して、時間範囲もメトリクスの報告時間に変更します。

次の手順は、メトリクスの名前空間を参照してメトリクスを検索および表示するのに役立ちます。ターゲットを絞った検索用語を使用してメトリクスを検索することもできます。詳細については、「利用可能なメトリクスを検索する」を参照してください。

CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティでモニターリングアカウントとして設定されたアカウントを参照している場合、このモニターリングアカウントにリンクされているソースアカウントのメトリクスを表示できます。ソースアカウントのメトリクスが表示されると、そのアカウントの ID またはラベルも表示されます。詳細については、「CloudWatch のクロスアカウントオブザーバビリティ」を参照してください。

コンソールを使い、利用可能なメトリクスを名前空間とディメンション別に表示する
  1. CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Metrics]、[All metrics] を選択します。

  3. メトリクスの名前空間 ([EC2][Lambda] など) を選択します。

  4. メトリクスのディメンション ([Per-Instance Metrics] (インスタンス別メトリクス)、[By Function Name] (関数名別) など) を選択します。

  5. [Browse] (参照) タブには、名前空間内のそのディメンションのメトリクスがすべて表示されます。それぞれのメトリクス名にある情報ボタンを選択すると、メトリクスの定義をポップアップで確認できます。

    これが CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティのモニターリングアカウントの場合、このモニターリングアカウントにリンクされているソースアカウントのメトリクスも表示されます。表の [Account label]」 (アカウントラベル) 列と [Account id] (アカウント ID) 列には、各指標がどのアカウントからのものかが表示されます。

    以下の操作を行うことができます。

    1. テーブルを並べ替えるには、列見出しを使用します。

    2. メトリクスをグラフ表示するには、メトリクスの横にあるチェックボックスを選択します。すべてのメトリクスを選択するには、テーブルの見出し行にあるチェックボックスを選択します。

    3. アカウント別にフィルタリングするには、アカウントラベルまたはアカウント ID を選択し、[Add to search] (検索に追加) を選択します。

    4. リソースでフィルタするには、リソース ID を選択し、[Add to search] を選択します。

    5. メトリクスでフィルタするには、メトリクスの名前を選択し、[Add to search] を選択します。

  6. (オプション) このグラフを CloudWatch ダッシュボードに追加するには、[Actions] (アクション)、[Add to dashboard] (ダッシュボードに追加) の順に選択します。

AWS CLI を使用して、利用可能なメトリクスをアカウントの名前空間、ディメンション、またはメトリクスごとに表示するには

CloudWatch メトリクスを一覧表示するには、list-metrics コマンドを使用します。メトリクスを発行するすべてのサービスの名前空間、メトリクス、ディメンションのリストについては、「CloudWatch メトリクスを発行する AWS のサービス」を参照してください。

次のコマンド例では、Amazon EC2 のすべてのメトリクスを一覧表示します。

aws cloudwatch list-metrics --namespace AWS/EC2

出力例を次に示します。

{ "Metrics" : [ ... { "Namespace": "AWS/EC2", "Dimensions": [ { "Name": "InstanceId", "Value": "i-1234567890abcdef0" } ], "MetricName": "NetworkOut" }, { "Namespace": "AWS/EC2", "Dimensions": [ { "Name": "InstanceId", "Value": "i-1234567890abcdef0" } ], "MetricName": "CPUUtilization" }, { "Namespace": "AWS/EC2", "Dimensions": [ { "Name": "InstanceId", "Value": "i-1234567890abcdef0" } ], "MetricName": "NetworkIn" }, ... ] }
指定したリソースで利用可能なメトリクスをすべてリストするには

次の例では、指定のインスタンスの結果だけを表示する目的で AWS/EC2 名前空間と InstanceId ディメンションを指定します。

aws cloudwatch list-metrics --namespace AWS/EC2 --dimensions Name=InstanceId,Value=i-1234567890abcdef0
すべてのリソースのメトリクスをリストするには

次の例では、指定のメトリクスの結果だけを表示する目的で AWS/EC2 名前空間とメトリクス名を指定します。

aws cloudwatch list-metrics --namespace AWS/EC2 --metric-name CPUUtilization
CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティでリンクされたソースアカウントからメトリクスを取得するには

次の例では、モニターリングアカウントで実行され、モニターリングアカウントおよびリンクされたすべてのソースアカウントの両方からメトリクスを取得します。--include-linked-accounts を追加しないと、コマンドはモニターリングアカウントのメトリクスのみを返します。

aws cloudwatch list-metrics --include-linked-accounts
CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティでソースアカウントからメトリクスを取得するには

次の例では、モニターリングアカウントで実行され、ID 111122223333 のソースアカウントからメトリクスを取得します。

aws cloudwatch list-metrics --include-linked-accounts --owning-account "111122223333"