トレースを使用してチューニングアドバイザーを実行する
ローカルファイルまたはデータベーステーブルとしてトレースを作成したら、DB インスタンスに対してチューニングアドバイザーを実行できます。Amazon RDS でチューニングアドバイザーを使用するときのプロセスは、スタンドアロンのリモート SQL Server インスタンスを使用するときと同じです。クライアントマシンのチューニングアドバイザー UI を使用するか、コマンドラインから dta.exe ユーティリティを使用することができます。いずれの場合も、DB インスタンスのエンドポイントを使用して Amazon RDS DB インスタンスに接続し、チューニングアドバイザーを使用するときに、マスターユーザー名とマスターユーザーパスワードを指定する必要があります。
次のコード例では、エンドポイント dta.cnazcmklsdei.us-east-1.rds.amazonaws.com
を持つ Amazon RDS DB インスタンスに対して dta.exe コマンドラインユーティリティを使用する方法をデモンストレーションします。この例には、マスターユーザー名 admin
とマスターユーザーのパスワード test
が含まれています。チューニングするサンプルデータベースは、C:\RDSTrace.trc
という名前が付いたマシンです。サンプルコマンドラインコードでは、RDSTrace1
というトレースセッション名も指定し、ローカルマシンへの出力ファイルとして、SQL 出力スクリプトには RDSTrace.sql
、結果ファイルには RDSTrace.txt
、分析の XML ファイルには RDSTrace.xml
という名前を指定します。また、RDSDTA データベースに RDSTraceErrors
という名前のエラーテーブルが指定されます。
dta -S dta.cnazcmklsdei.us-east-1.rds.amazonaws.com -U admin -P test -D RDSDTA -if C:\RDSTrace.trc -s RDSTrace1 -of C:\ RDSTrace.sql -or C:\ RDSTrace.txt -ox C:\ RDSTrace.xml -e RDSDTA.dbo.RDSTraceErrors
次は同じコマンドラインコードの例ですが、入力ワークロードがリモート Amazon RDS インスタンスにある RDSTrace
データベースの RDSDTA
というテーブルである点が異なります。
dta -S dta.cnazcmklsdei.us-east-1.rds.amazonaws.com -U admin -P test -D RDSDTA -it RDSDTA.dbo.RDSTrace -s RDSTrace1 -of C:\ RDSTrace.sql -or C:\ RDSTrace.txt -ox C:\ RDSTrace.xml -e RDSDTA.dbo.RDSTraceErrors
dta ユーティリティのコマンドラインパラメータの一覧については、Microsoft のドキュメントの dta Utility