トランスポータブルデータベースのパラメータリファレンス
複数のパラメータにより、pg_transport
拡張機能の動作が制御されます。以下で、これらのパラメータの説明を参照してください。
pg_transport.num_workers
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移行プロセスに使用するワーカー数。デフォルトは 3 です。有効な値は、1-32 です。大規模なデータベースを移行する場合でも、通常必要なワーカー数は 8 未満です。移行中には、移行先 DB インスタンスの設定が、移行先および移行元の両方の DB インスタンスで使用されます。
pg_transport.timing
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移行中にタイミング情報を報告するかどうかを指定します。デフォルトは
true
で、タイミング情報が報告されることを意味します。進行状況を監視できるようにするため、このパラメータはtrue
に設定しておくことをお勧めします。出力例については、「 移行元から移行先への PostgreSQL データベースの転送」を参照してください。 pg_transport.work_mem
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メモリの最大容量を各ワーカーに配分する。PostgreSQL のバージョンに応じて、この設定のデフォルトは、131,072 キロバイト (KB) または 262,144 KB (256 MB) のどちらかになります。最小値は 64 メガバイト (65,536 KB) です。2 進法ベースの 2 ユニット (1 KB = 1,024 バイト) なので、有効値は、キロバイト (KB) で表記されます。
移行は、このパラメータで指定されたメモリより少ないメモリを使う場合があります。移行するデータベースが大規模な場合でも、通常必要なメモリは、ワーカー当たり 256 MB (262,144 KB) 未満です。