RDS for MySQL アップグレードのテスト
DB インスタンスでメジャーバージョンアップグレードを実行する前に、新しいバージョンとの互換性についてデータベースを徹底的にテストしてください。また、データベースにアクセスするすべてのアプリケーションの新しいバージョンとの互換性についても徹底的にテストします。以下の手順を実行することをお勧めします。
メジャーバージョンのアップグレードをテストするには
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データベースエンジンの新しいバージョンについてアップグレードドキュメントを参照して、データベースやアプリケーションに影響を与える可能性のある互換性の問題があるかどうかを確認します。
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DB インスタンスがカスタム DB パラメータグループに関連付けられている場合は、新しいメジャーバージョンと互換性のある既存の設定で新しい DB パラメータグループを作成します。その新しい DB パラメータグループをテストインスタンスのアップグレード時に指定することで、アップグレードのテストでインスタンスが正常に機能することを確認できます。DB パラメータグループの作成の詳細については、「Amazon RDS のパラメータグループ」を参照してください。
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アップグレードする DB インスタンスの DB スナップショットを作成します。詳細については、「Amazon RDS のシングル AZ DB インスタンスの DB スナップショットの作成」を参照してください。
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DB スナップショットを復元して、新しいテスト DB インスタンスを作成します。詳細については、「DB インスタンスへの復元」を参照してください。
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この新しいテスト DB インスタンスを変更して新しいバージョンにアップグレードするには、次に説明するいずれかの方法を使用します。ステップ 2 で新しいパラメータグループを作成した場合は、そのパラメータグループを指定します。
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アップグレードしたインスタンスによって使用されるストレージを評価して、アップグレードに追加のストレージが必要かどうかを判断します。
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データベースとアプリケーションが新しいバージョンで正常に動作することが確認されるまで、アップグレードした DB インスタンスに対する品質保証テストを必要な回数だけ実行します。ステップ 1 で特定した互換性の問題の影響を評価するための新しいテストを実行します。すべてのストアドプロシージャと関数をテストします。アプリケーションのテストバージョンを、アップグレードした DB インスタンスに割り振ります。
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すべてのテストに合格したら、本稼働 DB インスタンスのアップグレードを実行します。すべてが正常に動作していることを確認するまでは、DB インスタンスへの書き込みオペレーションは許可しないことをお勧めします。