RDS Custom for Oracle DB インスタンスを変更する - Amazon Relational Database Service

RDS Custom for Oracle DB インスタンスを変更する

RDS Custom for Oracle DB インスタンスの変更は、Amazon RDS DB インスタンスの変更と似ています。以下のように設定を変更することができます。

DB インスタンスのストレージの変更時の要件と制限事項

RDS Custom for Oracle DB インスタンスのストレージの変更には、次の要件と制限事項を考慮してください。

  • RDS Custom for Oracleに割り当てられる最小ストレージは 40 GiB で、最大値は 64 TiB です。

  • Amazon RDS と同様に、割り当てられたストレージを減らすことはできません。これは Amazon EBS ボリュームの制限事項です。

  • RDS CCustom DB インスタンスでは、ストレージのオートスケーリングはサポートされていません。

  • RDS CuCustom DB インスタンスにマニュアルでアタッチするストレージボリュームは、サポートペリメーター外にあります。

    詳細については、「RDS Custom サポート範囲」を参照してください。

  • RDS Custom では、磁気 (スタンダード) の Amazon EBS ストレージはサポートされていません。io1、gp2、または gp3 SSD ストレージタイプのみを選択できます。

Amazon EBS ストレージの詳細については、「Amazon RDS DB インスタンスストレージ」を参照してください。ストレージの変更に関する一般的な情報については、「Amazon RDS DB インスタンスのストレージを使用する」を参照してください。

DB インスタンスクラスの変更時の要件と制限事項

RDS Custom for Oracle DB インスタンスのインスタンスクラスの変更には、次の要件と制限事項を考慮してください。

  • DB インスタンスは available の状態である必要があります。

  • DB インスタンスには、ルートボリューム、データボリューム、バイナリボリュームに最低 100 MiB の空き容量が必要です。

  • デフォルトの elastic network interface (ENI) を使用する場合、RDS Custom for Oracle DB インスタンスに割り当てることができる Elastic IP (EIP) は 1 つだけです。DB インスタンスに複数の ENI をアタッチすると、変更オペレーションは失敗します。

  • RDS Custom for Oracle タグがすべて存在している必要があります。

  • RDS Custom for Oracle レプリケーションを使用する場合は、次の要件と制限事項に注意してください。

    • プライマリ DB インスタンスとリードレプリカの場合、一度に 1 つの DB インスタンスに限りインスタンスクラスを変更できます。

    • RDS Custom for Oracle DB インスタンスにオンプレミスのプライマリまたはレプリカデータベースがある場合は、必ず、変更完了後にオンプレミス DB インスタンスのプライベート IP アドレスを手動で更新してください。このアクションは Oracle DataGuard の機能を維持するために必要です。RDS Custom for Oracle では、変更が成功するとイベントを発行します。

    • プライマリまたはリードレプリカ DB インスタンスに FSFO (Fast-Start Failover) が設定されている場合、RDS Custom for Oracle DB インスタンスクラスを変更することはできません。

インスタンスクラスを変更したときに RDS Custom によって DB インスタンスを作成する方法

インスタンスクラスを変更したときに RDS Custom によって DB インスタンスを作成するには、次の手順に従います。

  • Amazon EC2 インスタンスを作成します。

  • 最新の DB スナップショットからルートボリュームを作成します。RDS Custom for Oracle は、最新の DB スナップショットの後にルートボリュームに追加された情報を保持しません。

  • Amazon CloudWatch アラームを作成します。

  • 元のキーペアを削除した場合、Amazon EC2 SSH のキーペアを作成します。それ以外の場合、RDS Custom for Oracle は元のキーペアを保持します。

  • 変更を開始したときに DB インスタンスにアタッチされたタグを使用して、新しいリソースを作成します。RDS Custom では、新しいリソースが基礎となるリソースに直接アタッチされている場合、そのリソースにタグを転送しません。

  • 最新の変更を加えたバイナリボリュームとデータボリュームを、新しい DB インスタンスに転送します。

  • Elastic IP アドレス (EIP) を転送します。DB インスタンスがパブリックにアクセス可能な場合、RDS Custom では EIP を転送する前に、新しい DB インスタンスにパブリック IP アドレスを一時的にアタッチします。DB インスタンスがパブリックにアクセスできない場合、RDS Custom ではパブリック IP アドレス を作成しません。

RDS Custom for Oracle DB インスタンスを変更する

DB インスタンスクラスまたはストレージの変更は、コンソール、AWS CLI、または RDS API を使用して変更できます。

RDS Custom Oracle DB インスタンスを変更するには
  1. AWS Management Console にサインインし、Amazon RDS コンソール (https://console.aws.amazon.com/rds/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[データベース] を選択します。

  3. 変更する DB インスタンスを選択します。

  4. Modify を選択します。

  5. (オプション) [インスタンスの設定] で、[DB インスタンスクラス] の値を選択します。サポートされているクラスについては、「RDS Custom for Oracle での DB インスタンスクラスのサポート」を参照してください。

  6. (オプション) [ストレージ] で、必要に応じて次の変更を加えます。

    1. [ストレージ割り当て] に新しい値を入力します。現在値よりも大きい値かつ40 GiB ~ 64 TiB である必要があります。

    2. [ストレージタイプ] の値を [汎用 SSD (gp2)][汎用 SSD (gp3)]、または [プロビジョンド IOPS (io1)] に変更します。

    3. [プロビジョンド IOPS (io1)] または [汎用 SSD (gp3)] を使用している場合は、[プロビジョンド IOPS] の値を変更できます。

  7. (オプション) [追加設定] で、必要に応じて次の変更を加えます。

    1. [オプショングループ] で、新しいオプショングループを選択します。詳細については、「RDS Custom for Oracle のオプショングループ使用する」を参照してください。

  8. [Continue] (続行) をクリックします。

  9. すぐに適用または次の定期メンテナンスウィンドウ中に適用を選択します。

  10. [DB インスタンスを変更] を選択します。

RDS Custom for Oracle DB インスタンスのストレージを変更するには、modify-db-instance AWS CLIコマンドを使用します。以下のパラメータを必要に応じて調整します。

  • --db-instance-class – 新しいインスタンスクラス。サポートされているクラスについては、「RDS Custom for Oracle での DB インスタンスクラスのサポート」を参照してください。

  • --allocated-storage - DB インスタンスに割り当てるストレージの量 (ギビバイト単位)。現在値よりも大きい値かつ40 ~ 65,536 GiB である必要があります。

  • --storage-type - ストレージタイプ: gp2、gp3、または io1。

  • --iops - io1 または gp3 ストレージタイプを使用している場合、DB インスタンスのプロビジョンド IOPS。

  • --apply-immediately - すぐにストレージの変更を適用するには、--apply-immediately を使用します。

    または --no-apply-immediately (デフォルト) を使用して、次のメンテナンスウィンドウ中に変更を適用します。

次の例では、my-cfo-instance の DB インスタンスクラスを、db.m5.16xlarge に変更します。このコマンドはまた、ストレージサイズを 1 TiB に、ストレージタイプを io1 に、プロビジョンド IOPS を 3000 に、オプショングループを cfo-ee-19-mt に変更します。

Linux、macOS、Unix の場合:

aws rds modify-db-instance \ --db-instance-identifier my-cfo-instance \ --db-instance-class db.m5.16xlarge \ --storage-type io1 \ --iops 3000 \ --allocated-storage 1024 \ --option-group cfo-ee-19-mt \ --apply-immediately

Windows の場合:

aws rds modify-db-instance ^ --db-instance-identifier my-cfo-instance ^ --db-instance-class db.m5.16xlarge ^ --storage-type io1 ^ --iops 3000 ^ --allocated-storage 1024 ^ --option-group cfo-ee-19-mt ^ --apply-immediately