AWS SCT でのスキーマの手動変換 - AWS Schema Conversion Tool

AWS SCT でのスキーマの手動変換

評価レポートには、ターゲット Amazon RDS DB インスタンスのデータベースエンジンに自動的に変換できない項目のリストが含まれます。変換できない各項目に対して、[Action Items] (アクション項目) タブにアクション項目があります。

評価レポートのアクション項目には、以下の方法で対応できます。

  • ソースデータベーススキーマの変更

  • ターゲットデータベーススキーマの変更

ソーススキーマの変更

一部の項目については、ソースデータベースのデータベーススキーマを、自動的に変換できるスキーマに変更する方が容易な場合があります。最初に、新しい変更にアプリケーションアークテクチャと互換性があることを確認し、次にソースデータベースのスキーマを更新します。最後に、更新されたスキーマ情報のあるプロジェクトを更新します。その後、更新されたスキーマを変換し、新しいデータベース移行評価レポートを生成できます。ソーススキーマで変更された項目のアクション項目は表示されなくなります。

このプロセスの利点は、ソースデータベースから更新するときに、更新されたスキーマを常に使用できることです。

ターゲットスキーマの変更

一部の項目については、ターゲットデータベースに変換されたスキーマを適用する方が容易な場合があるため、自動的に変換できなかった項目のターゲットデータベースに同等のスキーマを手動で追加します。スキーマを適用することで、ターゲット DB インスタンスに自動的に変換できるスキーマすべてを記述できます。詳細については、「AWS SCT で変換されたスキーマの保存および適用」を参照してください。

ターゲット DB インスタンスに書き込まれるスキーマには、自動的に変換できない項目は含まれません。ターゲット DB インスタンスにスキーマを適用したら、ターゲット DB インスタンスでソースデータベースと同等のスキーマを手動で作成できます。データベース移行評価レポートのアクション項目には、同等のスキーマを作成する方法の提案が含まれています。

警告

ターゲット DB インスタンスでスキーマを手動で作成する場合、手動作業のコピーを保存します。再度プロジェクトからターゲット DB インスタンスに変換したスキーマを適用する場合、行った手動作業は上書きされます。

場合によっては、ターゲット DB インスタンスで同等のスキーマを作成できないことがあります。ターゲット DB インスタンス向けに DB エンジンから利用できる機能を使用するために、アプリケーションとデータベースの一部を再設計することが必要な場合があります。その他の場合、自動的に変換できないスキーマは無視できます。