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# Amazon MQ for RabbitMQ のブローカーデフォルト
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Amazon MQ for RabbitMQ ブローカーを作成するときは、ブローカーのパフォーマンスを最適化するために、Amazon MQ がブローカーポリシーと vhost 制限のデフォルトセットを適用します。Amazon MQ が vhost 制限を適用するのは、デフォルト (`/`) vhost のみです。Amazon MQ は、新しく作成された vhost にデフォルトポリシーを適用しません。すべての新規および既存のブローカーに対してこれらのデフォルトを維持することが推奨されますが、これらのデフォルトはいつでも変更、上書き、または削除できます。

Amazon MQ は、Amazon MQ for RabbitMQ 3 と RabbitMQ 4 に対して異なるブローカーポリシーと vhost 制限を作成します。 RabbitMQ 相違点については、以下のサブセクションで詳しく説明します。

Amazon MQ は、ブローカーの作成時に選択されたインスタンスタイプとブローカーデプロイモードに基づいてポリシーと制限を作成します。デフォルトポリシーの名前は、以下のように、デプロイモードに従って命名されます。

**Amazon MQ for RabbitMQ 3:**
+ **単一インスタンス** – `AWS-DEFAULT-POLICY-SINGLE-INSTANCE`
+ **クラスターのデプロイ** – `AWS-DEFAULT-POLICY-CLUSTER-MULTI-AZ` && `AWS-DEFAULT-QUORUM-QUEUES-POLICY-CLUSTER-MULTI-AZ`

**Amazon MQ for RabbitMQ 4:**
+ **単一インスタンス** – `AWS-DEFAULT-POLICY-SINGLE-INSTANCE`
+ **クラスターのデプロイ** – `AWS-DEFAULT-POLICY-CLUSTER` && `AWS-DEFAULT-QUORUM-QUEUES-POLICY-CLUSTER-MULTI-AZ`

[単一インスタンスブローカー](rabbitmq-broker-architecture.md#rabbitmq-broker-architecture-single-instance)の場合、Amazon MQ はポリシーの優先順位値を `0` に設定します。デフォルトの優先順位値を上書きするには、より高い優先順位値を持つ独自のカスタムポリシーを作成することができます。[クラスターデプロイ](rabbitmq-broker-architecture.md#rabbitmq-broker-architecture-cluster)の場合、Amazon MQ はブローカーデフォルトに対して優先順位値を `1` に設定します。クラスター用に独自のカスタムポリシーを作成するには、`1` を超える優先順位値を割り当てます。

**注記**  
クラシックミラーリングと高可用性 (HA) のため、クラスターデプロイでは `ha-mode` および `ha-sync-mode` のブローカーポリシーが必要になります。これらの設定は Amazon MQ for RabbitMQ 3 にのみ適用され、RabbitMQ 4 には設定されません。  
デフォルトの `AWS-DEFAULT-POLICY-CLUSTER-MULTI-AZ` ポリシーを削除する場合、Amazon MQ は優先順位値が `0` の `ha-all-AWS-OWNED-DO-NOT-DELETE` ポリシー使用します。これは、必要な `ha-mode` および `ha-sync-mode` ポリシーが引き続き有効であることを確実にします。独自のカスタムポリシーを作成する場合、Amazon MQ はポリシー定義に `ha-mode` および `ha-sync-mode` を自動的に付加します。

**Topics**
+ [ポリシーと制限の説明](#rabbitmq-defaults-descriptions)
+ [推奨されるデフォルト値](#rabbitmq-defaults-values)

## ポリシーと制限の説明
<a name="rabbitmq-defaults-descriptions"></a>

以下のリストには、新しく作成されたブローカーに Amazon MQ が適用するデフォルトのポリシーと制限の説明があります。`max-length`、`max-queues`、および `max-connections` の値は、ブローカーのインスタンスタイプとデプロイモードに応じて異なります。これらの値は、[推奨されるデフォルト値](#rabbitmq-defaults-values) セクションにリストされています。

**RabbitMQ 3 ブローカーと RabbitMQ 4 ブローカーの両方の設定**
+ **`queue-mode: lazy`** (ポリシー) – レイジーキューを有効にします。デフォルトで、キューはメッセージのインメモリキャッシュを保持し、ブローカーがコンシューマーにメッセージを可能な限り速く配信できるようにします。これは、ブローカーのメモリが不足し、高メモリアラームが発生する原因になる場合があります。レイジーキューは、現実的な範囲でできる限り早急にメッセージをディスクに移動しようとします。つまり、通常の動作条件下では、メモリに保持されるメッセージはそれほど多くないということです。レイジーキューを使用することにより、RabbitMQ for Amazon MQ は、はるかに大きなメッセージング負荷とはるかに長いキューをサポートできます。特定のユースケースでは、レイジーキューを使用するブローカーのパフォーマンスがわずかに遅くなる可能性があることに注意してください。これは、メッセージがインメモリキャッシュから配信されるのではなく、ディスクからブローカーに移動されるためです。
**デプロイモード**  
単一インスタンス、クラスター
+ **`max-length: {{number-of-messages}}`** (ポリシー) – キュー内のメッセージ数に対する制限を設定します。クラスターデプロイでは、この制限が、ブローカーの再起動やメンテナンスウィンドウの後などにキューの同期が一時停止されることを防ぎます。
**デプロイモード**  
クラスター
+ **`overflow: reject-publish`** (ポリシー) – キュー内の数が `max-length` 値に達した後、`max-length` ポリシーを持つキューが新しいメッセージを拒否するようにします。キューがオーバーフロー状態になった場合にメッセージが失われないようにするには、ブローカーにメッセージを発行するクライアントアプリケーションが[パブリッシャー確認](best-practices-message-reliability.md#configure-confirmation-acknowledgement)を実装する必要があります。パブリッシャー確認の実装の詳細については、RabbitMQ ウェブサイトの「[Publisher Confirms](https://www.rabbitmq.com/confirms.html#publisher-confirms)」を参照してください。
**デプロイモード**  
クラスター

**RabbitMQ 3 に固有の設定**
+ **`max-queues: {{number-of-queues-per-vhost}}`** (vhost 制限) – ブローカー内のキューの数に対する制限を設定します。`max-length` ポリシー定義と同様に、クラスターデプロイ内のキュー数の制限は、ブローカーの再起動やメンテナンスウィンドウの後などにキューの同期が一時停止されることを防ぎます。キューの制限は、キューを維持するための過剰な CPU 量の使用も防ぎます。
**デプロイモード**  
単一インスタンス、クラスター
+ **`max-connections: {{number-of-connections-per-vhost}}`** (vhost 制限) – ブローカーへのクライアント接続数に対する制限を設定します。推奨される値に従って接続数を制限すると、ブローカーがメモリアラームを発し、操作を一時停止させる原因となり得るブローカーメモリの過剰な使用を防ぎます。
**デプロイモード**  
単一インスタンス、クラスター

## 推奨されるデフォルト値
<a name="rabbitmq-defaults-values"></a>

**重要**  
 `max-queues` と `max-connections`は、Amazon MQ for RabbitMQ 3 にのみ適用されます。

**注記**  
`max-length` および `max-queue` のデフォルト制限は、5 kB の平均メッセージサイズに基づいてテストおよび評価されます。メッセージが 5 kB を大幅に超える場合は、`max-length` および `max-queue` 制限を調整して低くする必要があります。

以下の表には、新しく作成されたブローカーに対するデフォルト制限値がリストされています。Amazon MQ は、ブローカーのインスタンスタイプとデプロイモードに従ってこれらの値を適用します。



- **mq.m7g.medium**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 2,500 / **`max-connections`:** 100
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 500,000 / **`max-queues`:** 100 / **`max-connections`:** 100

- **mq.m7g.large**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 20,000 / **`max-connections`:** 5,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 8,000,000 / **`max-queues`:** 10,000 / **`max-connections`:** 5,000

- **mq.m7g.xlarge**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 30,000 / **`max-connections`:** 10,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 9,000,000 / **`max-queues`:** 15,000 / **`max-connections`:** 10,000

- **mq.m7g.2xlarge**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 40,000 / **`max-connections`:** 20,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 10,000,000 / **`max-queues`:** 40,000 / **`max-connections`:** 20,000

- **mq.m7g.4xlarge**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 60,000 / **`max-connections`:** 40,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 12,000,000 / **`max-queues`:** 30,000 / **`max-connections`:** 40,000

- **mq.m7g.8xlarge**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 80,000 / **`max-connections`:** 80,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 20,000,000 / **`max-queues`:** 40,000 / **`max-connections`:** 80,000

- **mq.m7g.12xlarge**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 100,000 / **`max-connections`:** 120,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 30,000,000 / **`max-queues`:** 20,000 / **`max-connections`:** 120,000

- **mq.m7g.16xlarge**
  - **デプロイモード:** 単一インスタンス / **`max-length`:** 該当なし / **`max-queues`:** 120,000 / **`max-connections`:** 160,000
  - **デプロイモード:** クラスター / **`max-length`:** 40,000,000 / **`max-queues`:** 50,000 / **`max-connections`:** 160,000




| インスタンスタイプ | デプロイモード | `max-length` | `max-queues` | `max-connections` | 
| --- | --- | --- | --- | --- | 
| t3.micro | 単一インスタンス | 該当なし | 500 | 500 | 
| m5.large | 単一インスタンス | 該当なし | 20,000 | 4,000 | 
| m5.large | クラスター | 8,000,000 | 10,000 | 15,000 | 
| m5.xlarge | 単一インスタンス | 該当なし | 30,000 | 8,000 | 
| m5.xlarge | クラスター | 9,000,000 | 10,000 | 20,000 | 
| m5.2xlarge | 単一インスタンス | 該当なし | 60,000 | 15,000 | 
| m5.2xlarge | クラスター | 10,000,000 | 10,000 | 40,000 | 
| m5.4xlarge | 単一インスタンス | 該当なし | 150,000 | 30,000 | 
| m5.4xlarge | クラスター | 12,000,000 | 10,000 | 100,000 | 