CloudTrail ログファイルの複数のリージョンからの受け取り
複数のリージョンのログファイルを、1 つのアカウントの 1 つの S3 バケットに配信するように CloudTrail を設定できます。例えば、S3 バケットと CloudWatch Logs ロググループにログファイルを配信するよう設定された証跡が、米国西部 (オレゴン) リージョンにあるとします。すべてのリージョンのログ記録を行うように既存の単一リージョンの証跡を変更すると、CloudTrail はアカウントの単一の AWS パーティション内にあるすべてのリージョンからのイベントをログに記録します。CloudTrail は、同じ S3 バケットと CloudWatch Logs ロググループにログファイルを配信します。CloudTrail に S3 バケットに対する書き込みアクセス許可がある限り、マルチリージョン証跡のバケットは、証跡のホーム以外のリージョンにあっても問題ありません。
アカウントのすべての AWS パーティションの、すべてのリージョンでイベントのログ記録を行うときは、各パーティションにマルチリージョンの証跡を作成します。
コンソールでは、デフォルトで、作業している AWS パーティションのすべての AWS リージョン のイベントをログ記録する証跡を作成します。これは推奨されるベストプラクティスです。単一リージョンでイベントのログ記録を行うには (非推奨)、AWS CLI を使用します。すべてのリージョンにログインするように既存の単一リージョンの証跡を設定するには、AWS CLI を使用する必要があります。
既存の証跡を変更し、すべてのリージョンに適用されるようにするには、--is-multi-region-trail
オプションを update-trail コマンドに追加します。
aws cloudtrail update-trail --name
my-trail
--is-multi-region-trail
証跡がすべてのリージョンに適用されるようになったことを確認するために、出力の IsMultiRegionTrail
要素に true
と表示されます。
{ "IncludeGlobalServiceEvents": true, "Name": "
my-trail
", "TrailARN": "arn:aws:cloudtrail:us-east-2
:123456789012
:trail/my-trail
", "LogFileValidationEnabled": false, "IsMultiRegionTrail": true, "IsOrganizationTrail": false, "S3BucketName": "amzn-s3-demo-bucket
" }
注記
aws
パーティションで新しいリージョンが起動すると、CloudTrail は元の証跡と同じ設定を使用して、新しいリージョンの証跡をユーザーに代わって自動的に作成します。
詳細については、以下のリソースを参照してください。