AWS CloudHSM クライアント SDK 5 の利点
AWS CloudHSM クライアント SDK 3 と比較して、クライアント SDK 5 は管理が容易で、設定しやすく、信頼性が高くなっています。クライアント SDK 5 には、クライアント SDK 3 には他にも主要な利点がいくつかあります。
- サーバーレスアーキテクチャ向けの設計
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クライアント SDK 5 にはクライアントデーモンが必要ないため、バックグラウンドサービスを管理する必要がなくなりました。これは、ユーザーにとって次に挙げる重要なポイントで役立ちます。
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アプリケーションの起動プロセスを簡素化します。CloudHSM を使い始めるために必要なことは、アプリケーションを実行する前に SDK を設定することだけです。
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プロセスを常に実行する必要がないため、Lambda や Elastic Container Service (ECS) などのサーバーレスコンポーネントとの統合が容易になります。
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- サードパーティとの統合が強化され、ポータビリティが容易に
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クライアント SDK 5 は JCE 仕様に厳密に準拠しており、異なる JCE プロバイダー間のポータビリティが容易で、サードパーティとの統合も良好です。
- ユーザーエクスペリエンスと設定可能性が向上
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クライアント SDK 5 では、ログメッセージの読みやすさが向上し、例外やエラー処理メカニズムが明確になり、ユーザーによるセルフサービスのトリアージがはるかに簡単になりました。SDK 5 にはさまざまな設定も用意されており、設定ツールページに一覧表示されています。
- より広範なプラットフォームサポート
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クライアント SDK 5 は、最新のオペレーティングプラットフォームにより幅広いサポートを提供しています。これには、ARM テクノロジーのサポートのほか、JCE、PKCS #11、および OpenSSL のサポートの強化が含まれます。詳細については、「Supported platforms」を参照してください。
- その他の機能やメカニズム
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クライアント SDK 5 には、クライアント SDK 3 にはない機能やメカニズムが追加されており、クライアント SDK 5 には今後もメカニズムが追加されていく予定です。