AWS CloudHSM KMU を使用してパブリックキーをインポートする
AWS CloudHSM key_mgmt_util の importPubKey コマンドを使用して、PEM 形式のパブリックキーをハードウェアセキュリティモジュール (HSM) にインポートします。このコマンドを使用すると、HSM の外部で生成されたパブリックキーをインポートできます。また、このコマンドを使用して、exportPubKey コマンドでエクスポートされたキーなど、HSM からエクスポートされたキーをインポートすることもできます。
key_mgmt_util コマンドを実行する前に、key_mgmt_util を起動し、Crypto User (CU) として HSM に ログインする 必要があります。
Syntax
importPubKey -h importPubKey -l
<label>
-f<key-file>
[-sess] [-id<key-id>
] [min_srv<minimum-number-of-servers>
] [-timeout<number-of-seconds>
]
例
この例では、importPubKey を使ってパブリックキーを HSM にインポートする方法を示します。
例 : パブリックキーをインポートする
このコマンドは、importedPublicKey
というラベルを使って public.pem
という名前のファイルからパブリックキーをインポートします。importPubKey コマンドは、成功すると、インポートされたキーのキーハンドルと成功メッセージを返します。
Command:
importPubKey -l importedPublicKey -f public.pem
Cfm3CreatePublicKey returned: 0x00 : HSM Return: SUCCESS Public Key Handle: 262230 Cluster Error Status Node id 2 and err state 0x00000000 : HSM Return: SUCCESS Node id 0 and err state 0x00000000 : HSM Return: SUCCESS Node id 1 and err state 0x00000000 : HSM Return: SUCCESS
パラメータ
このコマンドでは、以下のパラメータを使用します。
-h
-
コマンドのコマンドラインヘルプを表示します
必須: はい
-l
-
ユーザー定義のパブリックキーラベルを指定します。
必須: はい
-f
-
インポートするキーのファイル名を指定します。
必須: はい
-sess
-
インポートされたキーをセッションキーに指定します。
デフォルト: インポートされたキーは、クラスター内で永続 (トークン) キーとして保持されます。
必須:いいえ
-id
-
インポートするキーの ID を指定します。
デフォルト: ID 値なし。
必須:いいえ
-min_srv
-
-timeout
パラメータの値が期限切れになる前に、インポートされたキーが最小いくつの HSM に同期されるかを指定します。キーが割り当てられた時間内に指定された数のサーバーに同期されない場合は、作成されません。AWS CloudHSM は、どのキーもクラスターのすべての HSM に自動的に同期します。プロセスを高速化するため、
min_srv
の値をクラスターの HSM の数より少なく設定し、低いタイムアウト値を設定します。ただし、一部のリクエストでキーが生成されない場合があることに注意してください。デフォルト: 1
必須:いいえ
-timeout
-
min-serv
パラメータが含まれている場合に、すべての HSM でキーが同期されるまで待機する秒数を指定します。数値が指定されていない場合、ポーリングが永遠に続きます。デフォルト: 無制限
必須:いいえ