AWS CloudHSM KMU を使用して署名を生成する - AWS CloudHSM

AWS CloudHSM KMU を使用して署名を生成する

AWS CloudHSM key_mgmt_util の sign コマンドで、選択したプライベートキーを使用してファイルの署名を生成します。

sign を使用するには、HSM 内にプライベートキーを持っておく必要があります。プライベートキーは、genSymKey コマンド、genRSAKeyPair コマンド、または genECCKeyPair コマンドで生成できます。また、importPrivateKey コマンドを使用してインポートすることもできます。詳細については、「キーの生成」を参照してください。

sign コマンドは、ユーザーが指定した (整数で表した) 署名機構を使って、メッセージファイルに署名します。使用できる署名機構のリストについては、「パラメータ」を参照してください。

key_mgmt_util コマンドを実行する前に、key_mgmt_util を起動し、Crypto User (CU) として HSM に ログインする 必要があります。

Syntax

sign -h sign -f <file name> -k <private key handle> -m <signature mechanism> -out <signed file name>

この例では、sign を使ってファイルに署名する方法を示します。

例 : ファイルに署名する

次のコマンドは、ハンドル 266309 を持つプライベートキーを使って messageFile という名前のファイルに署名します。このコマンドは、SHA256_RSA_PKCS (1) 署名機構を使い、署名したファイルを signedFile として保存します。

Command: sign -f messageFile -k 266309 -m 1 -out signedFile Cfm3Sign returned: 0x00 : HSM Return: SUCCESS signature is written to file signedFile Cluster Error Status Node id 0 and err state 0x00000000 : HSM Return: SUCCESS Node id 1 and err state 0x00000000 : HSM Return: SUCCESS Node id 2 and err state 0x00000000 : HSM Return: SUCCESS

パラメータ

このコマンドでは、以下のパラメータを使用します。

-f

署名するファイルの名前。

必須: はい

-k

署名に使用するプライベートキーのハンドル。

必須: はい

-m

署名に使用する署名機構を表す整数。使用可能な署名機構は、次のような整数に対応します。

署名機構

対応する整数

SHA1_RSA_PKCS

0

SHA256_RSA_PKCS

1

SHA384_RSA_PKCS

2

SHA512_RSA_PKCS

3

SHA224_RSA_PKCS

4

SHA1_RSA_PKCS_PSS

5

SHA256_RSA_PKCS_PSS

6

SHA384_RSA_PKCS_PSS

7

SHA512_RSA_PKCS_PSS

8

SHA224_RSA_PKCS_PSS

9

ECDSA_SHA1

15

ECDSA_SHA224

16

ECDSA_SHA256

17

ECDSA_SHA384

18

ECDSA_SHA512

19

必須: はい

-out

署名したファイルの保存先とするファイルの名前。

必須: はい

関連トピック