このサンプルでは、コミット ID (コミット SHA とも呼ばれます) 以外の形式を使用してソースのバージョンを指定する方法を示します。ソースのバージョンは、以下の方法で指定できます。
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Amazon S3 ソースプロバイダーの場合は、ビルド入力 ZIP ファイルを表すオブジェクトのバージョン ID を使用します。
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CodeCommit、Bitbucket、GitHub、GitHub Enterprise Server の場合は、以下のいずれかを使用します。
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プルリクエストの参照としてのプルリクエスト (例:
refs/pull/1/head
)。 -
ブランチ名としてのブランチ。
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コミット ID。
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タグ。
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参照とコミット ID。参照は、次のいずれかになります。
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タグ (例 :
refs/tags/mytagv1.0^{full-commit-SHA}
)。 -
ブランチ (例 :
refs/heads/mydevbranch^{full-commit-SHA}
)。 -
プルリクエスト (例 :
refs/pull/1/head^{full-commit-SHA}
)。
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GitLab と GitLab セルフマネージドの場合は、次のいずれかを使用します。
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ブランチ名としてのブランチ。
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コミット ID。
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タグ。
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注記
プルリクエストソースのバージョンを指定できるのは、リポジトリが GitHub または GitHub Enterprise Server である場合に限ります。
参照とコミット ID を使用してバージョンを指定すると、バージョンのみを指定した場合よりもビルドの DOWNLOAD_SOURCE
フェーズが高速になります。これは、参照を追加すると、CodeBuild はコミットを見つけるためにリポジトリ全体をダウンロードする必要がないためです。
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ソースバージョンはコミット ID のみで指定できます (例:
12345678901234567890123467890123456789
)。これを行う場合、CodeBuild はバージョンを見つけるためにリポジトリ全体をダウンロードする必要があります。 -
ソースバージョンを指定するには、参照とコミット ID を次の形式で使用できます:
(例 :refs
/heads
/branchname
^{full-commit-SHA
}refs/heads/main^{12345678901234567890123467890123456789}
)。この場合、CodeBuild は指定されたブランチだけをダウンロードしてバージョンを検索します。
注記
ビルドの DOWNLOAD_SOURCE
フェーズを高速化するには、[Git clone depth] (Git のクローンの深さ) を低い数値に設定することもできます。CodeBuild がダウンロードするリポジトリのバージョン数が少なくなります。