SQL Server の評価
このセクションでは、Microsoft SQL Server のソースエンドポイントを使用する移行タスクの個別の移行前評価について説明します。
トピック
- フルロード中にターゲットデータベースでセカンダリインデックスが有効になっているかどうかを検証する
- BatchApplyEnabled が true に設定されている場合、制限付き LOB モードのみを使用していることを検証する
- ターゲットデータベースでタスクの範囲内のテーブルでトリガーが有効になっているかどうかを検証します。
- タスクの範囲内のテーブルに計算列が含まれているかを確認する
- タスクの範囲内のテーブルに列ストアインデックスがあるかを確認する
- メモリ最適化テーブルがタスクの範囲に入っているかを確認する
- テンポラルテーブルがタスクの範囲に入っているかを確認する
- 遅延持続性がデータベースレベルで有効になっているかを確認する
- 高速データ復旧がデータベースレベルで有効になっているかを確認する
- テーブルマッピングのプライマリキーを持つテーブルが 10K を超えているかを確認する
- ソースデータベースに特殊文字を含むテーブルまたはスキーマ名があるかどうかを確認する。
- ソースデータベースにマスキングされたデータを含む列名があるかどうかを確認する。
- ソースデータベースに暗号化されたバックアップがあるかどうかを確認する。
- ソースデータベースに URL または Windows Azure に保存されたバックアップがあるかどうかを検証する。
- ソースデータベースが複数のディスクにバックアップされているかどうかを検証する。
- ソースデータベースに少なくとも 1 つの完全バックアップがあるかどうかを確認する
- ソースデータベースにスパース列とカラム構造圧縮があるかどうかを確認する。
- ソースデータベースインスタンスに SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2 のサーバーレベルの監査があるかどうかを確認する。
- ソースデータベースに完全 LOB モードのジオメトリ列があるかどうかを確認する。
- ソースデータベースにアイデンティティプロパティを持つ列があるかどうかを確認する。
- DMS ユーザーに FULL LOAD のアクセス許可があるかどうかを確認する。
- DMS ユーザーに FULL LOAD および CDC または CDC のみのアクセス許可があるかどうかを確認する。
- オンプレミスまたは EC2 データベースで MS-CDC を使用する際に ignoreMsReplicationEnablement ECA が設定されているかどうかを確認する。
- DMS ユーザーに VIEW DEFINITION アクセス許可があるかどうかを確認する。
- DMS ユーザーに、Sysadmin ロールを持たないユーザーの MASTER データベースに対して VIEW DATABASE STATE アクセス許可があるかどうかを確認する。
- DMS ユーザーに VIEW SERVER STATE アクセス許可があるかどうかを確認する。
フルロード中にターゲットデータベースでセカンダリインデックスが有効になっているかどうかを検証する
API キー: sqlserver-check-secondary-indexes
この移行前評価では、ターゲットデータベースへのフルロード中にセカンダリインデックスが有効になっているかどうかを検証します。セカンダリインデックスを無効化または削除することをお勧めします。
詳細については、「Best practices for AWS Database Migration Service」を参照してください。
BatchApplyEnabled
が true に設定されている場合、制限付き LOB モードのみを使用していることを検証する
API キー: sqlserver-batch-apply-lob-mode
この移行前評価では、DMS タスクに LOB 列が含まれているかどうかを検証します。LOB 列がタスクの範囲に含まれている場合、制限付き LOB モードのみと BatchApplyEnabled
を共に使用する必要があります。そのようなテーブルには別々のタスクを作成し、代わりにトランザクション適用モードを使用することをお勧めします。
詳細については、「DMS バッチ適用機能を使用して CDC レプリケーションパフォーマンスを向上させるにはどうすればよいですか?
ターゲットデータベースでタスクの範囲内のテーブルでトリガーが有効になっているかどうかを検証します。
API キー: sqlserver-check-for-triggers
AWS DMS はフルロード DMS タスクのパフォーマンスとターゲットのレイテンシーに影響を与える可能性のあるターゲットデータベースのトリガーを特定しました。これらのトリガーがタスクの実行中は無効になっていて、カットオーバー期間中は有効になっていることを確認してください。
タスクの範囲内のテーブルに計算列が含まれているかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-computed-fields
この移行前評価では、計算列があるかをチェックします。AWS DMS は、SQL Server の計算列からの変更のレプリケートはサポートしていません。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
タスクの範囲内のテーブルに列ストアインデックスがあるかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-columnstore-indexes
この移行前評価では、列ストアインデックスを持つテーブルがあるかをチェックします。AWS DMS は、列ストアインデックスを使用した SQL Server テーブルからの変更のレプリケートはサポートしていません。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
メモリ最適化テーブルがタスクの範囲に入っているかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-memory-optimized-tables
この移行前評価では、メモリ最適化テーブルがあるかをチェックします。AWS DMS は、モリ最適化テーブルからの変更のレプリケートはサポートしていません。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
テンポラルテーブルがタスクの範囲に入っているかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-temporal-tables
この移行前評価では、テンポラルテーブルがあるかをチェックします。AWS DMS は、テンポラルテーブルからの変更のレプリケートはサポートしていません。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
遅延持続性がデータベースレベルで有効になっているかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-delayed-durability
この移行前評価では、遅延持続性が使用されているかをチェックします。AWS DMS は、遅延持続性を使用したトランザクションからの変更のレプリケートはサポートしていません。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
高速データ復旧がデータベースレベルで有効になっているかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-accelerated-data-recovery
この移行前評価では、高速データ復旧があるかをチェックします。AWS DMS は、高速データ復旧があるデータベースからの変更のレプリケートはサポートしていません。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
テーブルマッピングのプライマリキーを持つテーブルが 10K を超えているかを確認する
API キー: sqlserver-large-number-of-tables
この移行前評価では、プライマリキーを持つテーブルが 10,000 以上あるかをチェックします。MS-Replication で設定されたデータベースでは、プライマリキーがあるテーブル数が過剰な場合、タスクが失敗する可能性があります。
この評価は、フルロードと CDC の移行、CDC のみの移行の場合にのみ利用できます。この評価は、フルロードのみの移行では有効ではありません。
MS-Replication の設定の詳細については、「SQL Server からの継続的なレプリケーションのデータ変更をキャプチャする」を参照してください。
ソースデータベースに特殊文字を含むテーブルまたはスキーマ名があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-special-characters
この移行前評価では、ソースデータベースに次のセットの文字を含むテーブルまたはスキーマ名があるかどうかを検証します。
\\ -- \n \" \b \r ' \t ;
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースにマスキングされたデータを含む列名があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-masked-data
この移行前評価では、ソースデータベースにマスクされたデータがあるかどうかを検証します。AWS DMS はマスクされたデータをマスクせずに移行します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースに暗号化されたバックアップがあるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-encrypted-backups
この移行前評価では、ソースデータベースに暗号化されたバックアップがあるかどうかを検証します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースに URL または Windows Azure に保存されたバックアップがあるかどうかを検証する。
API キー: sqlserver-check-for-backup-url
この移行前評価では、ソースデータベースに URL または Windows Azure に保存されたバックアップがあるかどうかを検証します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースが複数のディスクにバックアップされているかどうかを検証する。
API キー: sqlserver-check-for-backup-multiple-stripes
この移行前評価では、ソースデータベースが複数のディスクにバックアップされているかどうかを検証します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースに少なくとも 1 つの完全バックアップがあるかどうかを確認する
API キー: sqlserver-check-for-full-backup
この移行前評価では、ソースデータベースに少なくとも 1 つの完全バックアップがあるかどうかを検証します。SQL Server を完全バックアップ用に設定し、データをレプリケートする前にバックアップを実行しておく必要があります。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースにスパース列とカラム構造圧縮があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-sparse-columns
この移行前評価では、ソースデータベースにスパース列とカラム構造圧縮があるかどうかを検証します。DMS は、スパース列とカラム構造圧縮をサポートしていません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースインスタンスに SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2 のサーバーレベルの監査があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-audit-2008
この移行前評価では、ソースデータベースが SQL Server 2008 または SQL Server 2008 R2 のサーバーレベルの監査を有効にしているかどうかを検証します。DMS には、SQL Server 2008 および 2008 R2 関連の既知の問題があります。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースに完全 LOB モードのジオメトリ列があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-geometry-columns
この移行前評価では、SQL Server をソースとして使用するときに、ソースデータベースにフルラージオブジェクト (LOB) モードのジオメトリ列があるかどうかを検証します。データベースにジオメトリ列が含まれている場合、制限付き LOB モードを使用するか、インライン LOB モードを使用するように InlineLobMaxSize
タスク設定を行うことをお勧めします。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
ソースデータベースにアイデンティティプロパティを持つ列があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-for-identity-columns
この移行前評価では、ソースデータベースに IDENTITY
プロパティを含む列があるかどうかを検証します。DMS は、このプロパティを対応するターゲットデータベース列に移行しません。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
DMS ユーザーに FULL LOAD のアクセス許可があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-user-permission-for-full-load-only
この移行前評価では、DMS タスクのユーザーに FULL LOAD モードでタスクを実行するアクセス許可があるかどうかを検証します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
DMS ユーザーに FULL LOAD および CDC または CDC のみのアクセス許可があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-user-permission-for-cdc
この移行前評価では、DMS ユーザーに FULL LOAD and CDC
または CDC only
モードでタスクを実行するアクセス許可があるかどうかを検証します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
オンプレミスまたは EC2 データベースで MS-CDC を使用する際に ignoreMsReplicationEnablement
ECA が設定されているかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-attribute-for-enable-ms-cdc-onprem
オンプレミスまたは EC2 データベースで MS-CDC を使用する際に ignoreMsReplicationEnablement
追加の接続属性 (ECA) が設定されているかどうかを確認します。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
DMS ユーザーに VIEW DEFINITION アクセス許可があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-user-permission-on-view-definition
この移行前評価では、エンドポイント設定で指定されたユーザーに VIEW DEFINITION
アクセス許可があるかどうかを検証します。DMS には、オブジェクト定義を表示する VIEW DEFINITION
アクセス許可が必要です。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
DMS ユーザーに、Sysadmin ロールを持たないユーザーの MASTER データベースに対して VIEW DATABASE STATE アクセス許可があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-user-permission-on-view-database-state
この移行前評価では、エンドポイント設定で指定されたユーザーに VIEW DATABASE STATE
アクセス許可があるかどうかを検証します。DMS では、MASTER データベース内のデータベースオブジェクトにアクセスするのにこのアクセス許可が必要です。ユーザーに sysadmin 権限がない場合、DMS にはこのアクセス許可も必要です。DMS では、関数、証明書、ログインを作成し、認証情報を付与するためにこのアクセス許可が必要です。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。
DMS ユーザーに VIEW SERVER STATE アクセス許可があるかどうかを確認する。
API キー: sqlserver-check-user-permission-on-view-server-state
この移行前評価は、追加の接続属性 (ECA) で指定されたユーザーに VIEW SERVER STATE
アクセス許可があるかどうかを確認します。VIEW SERVER STATE
は、ユーザーがサーバー全体の情報と状態を表示できるようにするサーバーレベルのアクセス許可です。このアクセス許可により、SQL Server インスタンスに関する情報を公開する動的管理ビュー (DMV) と動的管理関数 (DMF) にアクセスできます。このアクセス許可は、DMS ユーザーが CDC リソースにアクセスするのに必要です。このアクセス許可は、FULL LOAD and CDC
または CDC only
モードで DMS タスクを実行するのに必要です。
詳細については、「SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限」を参照してください。