データコレクターを使用した移行用データベースの検出

ソースデータインフラストラクチャを検出するには、AWS Application Discovery Service Agentless Collector または AWS DMS データコレクターを使用できます。ADS Agentless Collector は、サーバープロファイル情報 (例: OS、CPU 数、RAM 量)、データベースメタデータ、使用率メト​​リクスなど、オンプレミス環境に関する情報をエージェントレス方式で収集するオンプレミスアプリケーションです。Agentless Collector は、Open Virtualization Archive (OVA) ファイルを使用して VMware vCenter Server 環境に仮想マシン (VM) としてインストールします。AWS DMS データコレクターは、ローカル環境にインストールする Windows アプリケーションです。このアプリケーションは、データ環境に接続してオンプレミスのデータベースと分析サーバーからメタデータとパフォーマンスメトリクスを収集します。ADS Agentless Collector または DMS データコレクターを通じてデータベースメタデータとパフォーマンスメトリクスが収集されると、DMS Fleet Advisor は、AWS クラウド に移行できるサーバー、データベース、スキーマのインベントリを構築します。

DMS データコレクターは、.NET ライブラリ、コネクタ、およびデータプロバイダーを使用して、データベースの検出とデータ収集のためにソースデータベースに接続する Windows アプリケーションです。

DMS データコレクターは Windows で実行されます。ただし、DMS データコレクターは、実行されている OS サーバーの種類を問わず、サポート対象のすべてのデータベースベンダーからデータを収集できます。

DMS データコレクターは TLS 暗号化で保護された RTPS プロトコルを使用して DMS Fleet Advisor との安全な接続を確立します。そのため、送信中のデータはデフォルトで暗号化されます。

AWS DMS では、AWS アカウント のために作成できるデータコレクター数の上限が定められています。AWS DMS サービスのクォータについては、以降のセクション「AWS Database Migration Service のクォータ」を参照してください。

DMS データコレクターのアクセス許可

DMS データコレクターのために作成するデータベースユーザーには、読み取りアクセス許可が必要です。ただし、場合によっては、データベースユーザーに EXECUTE 権限が必要となることがあります。詳細については、「AWS DMS Fleet Advisor のデータベースユーザーの作成」を参照してください。

DMS データコレクターには、検出スクリプトを実行するために、追加のアクセス許可が必要です。