マルチアタッチが有効になっている Amazon EBS ボリュームで NVMe 予約を使用する - Amazon EBS

マルチアタッチが有効になっている Amazon EBS ボリュームで NVMe 予約を使用する

マルチアタッチ対応の io2 ボリュームは、業界標準のストレージフェンシングプロトコルのセットである NVMe 予約をサポートします。これらのプロトコルにより、複数のインスタンスから共有ボリュームへのアクセスを制御し、調整する予約を、作成および管理できます。共有ストレージアプリケーションが予約を使用して、データ整合性が確保されます。

要件

NVMe 予約は、io2 マルチアタッチ対応ボリュームでのみサポートされます。マルチアタッチが有効なボリュームは、Nitro システムで構築されたインスタンスにのみアタッチできます。

NVMe 予約は、次のオペレーティングシステムでサポートされています。

  • SUSE Linux Enterprise 12 SP3 以降

  • RHEL 8.3 以降

  • Amazon Linux 2 以降

  • Windows Server 2016 以降

注記

サポートされている、2023年 9 月 13 日以降の Windows Server AMI には、必要な NVMe ドライバーが含まれています。それ以前の AMI では、NVMe ドライバーバージョンを 1.5.0 以降に更新する必要があります。詳細については、「AWS Windows インスタンス用 NVMe ドライバー」を参照してください。

EC2Launch v2 を使用してディスクを初期化する場合は、バージョン 2.0.1521 以降にアップグレードする必要があります。詳細については、「EC2Launch v2 を使用した Windows インスタンスの設定」を参照してください。

NVMe 予約のサポートを有効にする

2023 年 9 月 18 日 以降に作成された、すべてのマルチアタッチ対応 io2 ボリュームで、NVMe 予約のサポートがデフォルトで有効になっています。

2023 年 9 月 18 日より前に作成された既存の io2 ボリュームで、NVMe 予約のサポートを有効にするには、ボリュームからすべてのインスタンスをデタッチし、必要なインスタンスをアタッチしなおす必要があります。すべてのインスタンスをデタッチした後にアタッチを行うと、NVMe 予約が有効になります。

サポートされている NVMe 予約コマンド

Amazon EBS は、次の NVMe 予約コマンドをサポートしています。

予約登録

予約キーの登録と解除、または置き換えを行います。登録キーによりインスタンスを識別、または認証します。予約キーをボリュームに登録すると、インスタンスとボリュームが関連付けられます。インスタンスが予約を取得するには、インスタンスをボリュームに登録する必要があります。

予約取得

ボリュームの予約の取得、名前空間による先行予約の保持、ボリュームで保持している予約の中止を行います。次の予約タイプを取得できます。

  • 排他的書き込み予約

  • 排他的アクセス予約

  • 排他的書き込み - 登録者限定予約

  • 排他的アクセス - 登録者限定予約

  • 排他的書き込み - 全登録者用予約

  • 排他的アクセス - 全登録者用予約

予約解除

ボリュームに保持されている予約を、解除またはクリアします。

予約レポート

ボリュームの登録状況と予約状況について説明します。

料金

マルチアタッチを有効にする際、または使用する際に、追加料金はかかりません。