ライフサイクルポリシーの設定
AWS Management Consoleを使用して推奨設定を持つ EFS ファイルシステムを作成すると、ファイルシステムは自動的に次のデフォルトのライフサイクル設定で構成されます。
IA への移行は、前回のアクセスから 30 日間 に設定されます。
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[アーカイブへの移行] は、[前回のアクセスから 90 日間] に設定されています。
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[標準への移行] は [なし] に設定されています。
AWS Management Consoleを使用してカスタマイズした設定でファイルシステムを作成する場合や、AWS CLI を使用してファイルシステムを作成する場合は、デフォルトのライフサイクルポリシーを変更できます。または、次の手順で説明するように、ファイルシステムの作成後にポリシーを変更することもできます。
AWS Management Console を使用して、既存のファイルシステムのライフサイクルポリシーを設定することができます。
AWS Management Console にサインインして Amazon EFS コンソール ( https://console.aws.amazon.com/efs/
) を開きます。 -
ファイルシステムを選択して、アカウント内のファイルシステムのリストを表示します。
ライフサイクルポリシーを変更するファイルシステムを選択します。
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ファイルシステムの詳細ページで、[全般] セクションの [編集] を選択します。[編集] ページが表示されます。
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[ライフサイクル管理] で、ライフサイクルポリシーを設定します。
[IA へ移行] を、選択できるオプションのいずれかに設定します。IAストレージへのファイルの移動を停止するには、なしを選択します。
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[アーカイブへの移行] を、選択できるオプションのいずれかに設定します。アーカイブストレージへのファイルの移動を停止するには、[なし] を選択します。
IA ストレージ内のファイルがメタデータ以外のオペレーションでアクセスされたときに標準ストレージに移動されるようにするには、[標準への移行] を [初回アクセス時] に設定します。
初回アクセス時にファイルが IA ストレージまたはアーカイブストレージから標準ストレージに移動されないようにするには、[なし] を選択します。
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[変更を保存] を選択して、変更を保存します。
AWS CLI を使用して、ファイルシステムのライフサイクルポリシーを設定または変更します。
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ライフサイクル管理を行うファイルシステムのファイルシステム ID を指定して、
put-lifecycle-configuration
AWS CLI コマンドまたは PutLifecycleConfiguration API コマンドを実行します。$
aws efs put-lifecycle-configuration \ --file-system-id
File-System-ID
\ --lifecycle-policies "[{\"TransitionToIA\":\"AFTER_60_DAYS\"},{\"TransitionToPrimaryStorageClass\":\"AFTER_1_ACCESS\"},{\"TransitionToArchive\":\"AFTER_90_DAYS\"}]" \ --region us-west-2 \ --profile adminuser次のレスポンスが返されます。
{ "LifecyclePolicies": [ { "TransitionToIA": "AFTER_60_DAYS" }, { "TransitionToPrimaryStorageClass": "AFTER_1_ACCESS" }, { "TransitionToArchive": "AFTER_90_DAYS" } ] }
既存のファイルシステムでのライフサイクル管理の停止 (CLI)
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ライフサイクル管理を停止するファイルシステムのファイルシステム ID を指定して、
put-lifecycle-configuration
コマンドを実行します。--lifecycle-policies
プロパティを空のままにします。$
aws efs put-lifecycle-configuration \ --file-system-id
File-System-ID
\ --lifecycle-policies \ --region us-west-2 \ --profile adminuser次のレスポンスが返されます。
{ "LifecyclePolicies": [] }