Amazon EFS の開始方法 - Amazon Elastic File System

Amazon EFS の開始方法

Amazon Elastic File System (Amazon EFS) を初めて使用する場合、最初の EFS ファイルシステムを作成するには、次の手順に従います。

前提条件

開始手順を実行する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。

  • Amazon EC2 のセットアップが完了していて、EC2 インスタンスの起動方法を理解していること。AWS アカウント、管理アクセス権を持つユーザー、キーペア、セキュリティグループが必要です。詳細については、「Amazon EC2 を使用するようにセットアップする」を参照してください。

  • Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)、EC2、EFS リソースがすべて同じ AWS リージョンにあり、そのリージョン内にデフォルトの VPC があること。デフォルトの VPC がない場合や、新しい VPC から新規または既存のセキュリティグループでファイルシステムをマウントする場合は、「Amazon EC2インスタンスとマウントターゲットにVPCセキュリティグループを使用する」を参照してください。

  • デフォルトのセキュリティグループのデフォルトのインバウンドアクセスルールを変更していないこと。

また、AWS Command Line Interface (AWS CLI) コマンドを使用して EFS API コールを行う同様の入門演習を実行することもできます。詳細については、「チュートリアル: AWS CLI を使用してファイルシステムを作成し、EC2 インスタンスにマウントする」を参照してください。

EFS ファイルシステムの作成と EC2 インスタンスの起動

この入門演習の前提条件が満たされていることを確認したら、EFS ファイルシステムを作成し、EC2 インスタンスを起動できます。最初の EFS ファイルシステムを開始するために必要なすべての手順を完了する最も簡単な方法は、インスタンスの起動時に EC2 の新しい起動ウィザードを使用することです。

注記

Amazon EFS は、Microsoft Windows ベースの Amazon EC2 インスタンスでは使用できません。

EC2 起動ウィザードを使用して EFS ファイルシステムを作成し、EC2 インスタンスを起動するには

EC2 インスタンスの起動時に EFS ファイルシステムを作成してマウントする手順については、「Amazon EC2 での Amazon EFS の使用」を参照してください。

インスタンスの起動時に EFS ファイルシステムを作成する手順は次のとおりです。

  1. 選択したキーペアとネットワーク設定を使用して、Linux オペレーティングシステムで実行される EC2 インスタンスを作成します。

  2. 推奨設定を使用して、自動的に EC2 インスタンスにマウントされる共有 EFS ファイルシステムを作成します。

  3. EC2 インスタンスを起動して、EFS ファイルシステムがファイル転送に対応できるようにします。

別の方法として、Amazon EFS コンソールを使用すると、推奨設定またはカスタム設定でファイルシステムを作成できます。AWS CLI と API を使用してファイルシステムを作成することもできます。ファイルシステムを作成できるすべての方法の詳細については、「EFS ファイルシステムの作成」を参照してください。

AWS DataSync を使用した EFS ファイルシステムへのファイルの転送

EFS ファイルシステムを作成したら、AWS DataSync を使用して、そのファイルシステムに既存のファイルシステムからファイルを転送できます。DataSync は、インターネットまたは AWS Direct Connect を介して、オンプレミスのストレージシステムと AWS のストレージサービス間でのデータの移動とレプリケーションを簡素化、自動化、高速化するデータ転送サービスです。DataSync は、ファイルデータだけでなく、所有権、タイムスタンプ、アクセス許可などのファイルシステムメタデータも転送できます。

DataSync の詳細については、「AWS DataSync」を参照してください。

前提条件

EFS ファイルシステムにファイルを転送する前に、以下が用意されていることを確認してください。

  • ファイルの転送元として使用できるソース NFS ファイルシステム。NFS バージョン 3、バージョン 4 または 4.1 経由で、このソースシステムにアクセスできる必要があります。ファイルシステムの例として、オンプレミスのデータセンターに配置されているファイルシステム、セルフマネージド型のクラウド内ファイルシステム、EFS ファイルシステムがあります。

  • DataSync を使用する準備ができていること。詳細については、「AWS DataSync ユーザーガイド」の「AWS DataSync を使用したセットアップ」を参照してください。

AWS DataSync を使用して EFS ファイルシステムにファイルを転送するには

DataSync を使用して EFS ファイルシステムにファイルを転送する手順については、「AWS DataSync ユーザーガイド」の「AWS DataSync を使ったデータ転送」を参照してください。

DataSync を使用して EFS ファイルシステムにファイルを転送する手順は次のとおりです。

  1. EC2 インスタンスに接続します。詳細については、「Amazon EC2 ユーザーガイド」の「EC2 インスタンスに接続する」を参照してください。

  2. エージェントを環境にダウンロードし、デプロイしてアクティブ化します。

  3. ソースと宛先の場所を作成して設定します。

  4. タスクを作成し、設定します。

  5. タスクを実行して、ソースから宛先にファイルを転送します。

リソースのクリーンアップと AWS アカウントの保護

この入門演習が完了したら、以下の手順を実行してリソースをクリーンアップし、AWS アカウントを保護します。

リソースをクリーンアップし、アカウントを保護するには
  1. EC2 インスタンスに接続します。詳細については、「Amazon EC2 ユーザーガイド」の「EC2 インスタンスに接続する」を参照してください。

  2. 次のコマンドで、EFS ファイルシステムをアンマウントします。

    $ sudo umount efs
  3. Amazon Elastic File System コンソール (https://console.aws.amazon.com/efs/) を開きます。

  4. 入門演習の最初の手順で作成した EFS ファイルシステムを削除します。

    1. ファイルシステムのリストから削除する EFS ファイルシステムを選択します。

    2. [Actions] (アクション) で、[Delete file system] (ファイルシステムの削除) を選択します。

    3. [ファイルシステムを完全に削除] ダイアログボックスで、削除する EFS ファイルシステムのファイルシステム ID を入力して、[ファイルシステムの削除] を選択します。

  5. この入門演習で起動した EC2 インスタンスを終了します。手順については、「AWS IAM Identity Center ユーザーガイド」の「EC2 インスタンスを終了する」を参照してください。

  6. この入門演習用にセキュリティグループを作成した場合は削除します。手順については、「AWS IAM Identity Center ユーザーガイド」の「セキュリティグループを削除する」を参照してください。

    警告

    VPC のデフォルトのセキュリティグループを削除しないでください。