デジタル音声

デジタル音声は、保存、転送、およびチャンネルとして再生することができます。また、ストリームとも呼ばれるトラック単位でのマルチチャンネルの保存、転送および再生もできます。マルチチャネルやトラックは、サラウンドサウンド、ステレオや多国語といった追加情報をファイルに含めることができます。たとえば、6 つのチャンネルのサラウンドサウンドトラックおよび 2 つのチャンネルのステレオトラックがあるファイルを作成できます。Elastic Transcoder を使用して、ファイル内のトラックやチャンネル数を変更できます。ファイルにサラウンドサウンドの 6 チャンネルトラックのみがある場合には、Elastic Transcoder を使用してステレオの 2 チャンネルトラックのファイルを作成することができます。

シングルチャンネルは、単一スピーカーで再生された情報を保持します。たとえば、2 つのチャンネルのステレオトラックは、1 つのチャンネルを左スピーカーに送り、もう 1 つのチャンネルを右スピーカーに送ります。トラックを使って異なるチャンネルの組み合わせが選択できます。たとえば、1 つのトラックには 2 つのチャンネル、そしてもう 1 つのトラックには 6 つのチャンネルがある 2 つのトラックのファイルを保持できます。ファイルを再生すると、ステレオスピーカーシステムには 2 チャンネルトラックが使用され、サラウンドスピーカーシステムの場合には 6 チャンネルトラックが使われることになります。

すべてのトラックに音声情報があるわけではありません。音声のないトラックはミットアウトサウンド (MOS) トラックと呼ばれます。MOS トラックとサウンド編集プログラムを使って、ファイルに音響効果や音楽を挿入することができます。出力ファイルが MXF コンテナを使用する場合、Elastic Transcoder を使ってファイルに MOS トラックを追加できます。

Elastic Transcoder はデフォルトで単一トラック仕様となっていますが、トラック内のチャンネル数を選択できます。2 つのトラックまで選択でき、また入力と同じチャンネル数に合わせることもできます。MXF コンテナでファイルのトランスコードを行うと、Elastic Transcoder で出力用に複数のトラックを作成することができます。

Elastic Transcoder のプリセットを使用して、以下を行うことができます。

Elastic Transcoder を使用した音声のトランスコードについては、「Channels」を参照してください。