既存の EventBridge イベントバスから AWS CloudFormation テンプレートを生成する
AWS CloudFormation では、インフラストラクチャをコードとして扱うことで、複数のアカウントやリージョンの AWS リソースを一元的かつ繰り返し可能な方法で設定および管理できます。CloudFormation では、これを実現するために、プロビジョニングおよび管理するリソースを定義するテンプレートを作成できます。
EventBridge では、CloudFormation テンプレートの開発をすぐに開始するための補助として、アカウント内の既存のイベントバスからテンプレートを生成できます。さらに、EventBridge には、そのイベントバスに関連するルールをテンプレートに含めるオプションもあります。次に、これらのテンプレートに基づいて CloudFormation で管理するリソースのスタックを作成できます。
CloudFormation の詳細については、「AWS CloudFormation ユーザーガイド」を参照してください。
また、選択したイベントバスに含まれている 1 つ以上のルールからテンプレートを生成することもできます。
イベントバスから CloudFormation テンプレートを生成するには
Amazon EventBridge コンソール (https://console.aws.amazon.com/events/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインの [Event Buses] (イベントバス) を選択します。
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CloudFormation テンプレートを生成する元のイベントバスを選択します。
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アクションメニューから「CloudFormation テンプレート」を選択し、EventBridge でテンプレートを生成したいフォーマット (JSON または YAML) を選択します。
EventBridge には、選択した形式で生成されたテンプレートが表示されます。デフォルトでは、イベントバスに関連するすべてのルールがテンプレートに含まれています。
ルールを含めずにテンプレートを生成するには、[Include rules on this EventBus] (この EventBus にルールを含める) を選択解除します。
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EventBridge では、テンプレートファイルをダウンロードするか、テンプレートをクリップボードにコピーするかを選択できます。
テンプレートファイルをダウンロードするには、[Download] (ダウンロード) を選択します。
テンプレートをクリップボードにコピーするには、[Copy] (コピー) を選択します。
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テンプレートを終了するには、[Cancel] (キャンセル) を選択します。
ユースケースに合わせて AWS CloudFormation テンプレートをカスタマイズしたら、これを CloudFormation で使用してスタックを作成できます。
Amazon EventBridge から生成した CloudFormation テンプレートを使用する際の考慮事項
イベントバスから生成した CloudFormation テンプレートを使用するときは、以下の点を考慮してください。
EventBridge は、生成テンプレートにパスワードを含みません。
テンプレートを編集してテンプレートパラメータを含めると、ユーザーがテンプレートを使用して CloudFormation スタックを作成または更新するときに、パスワードやその他の機密情報を指定できるようになります。
さらに、ユーザーは Secrets Manager を使用して目的のリージョンにシークレットを作成し、生成されたテンプレートを編集して動的パラメーターを使用できます。
生成されたテンプレートのターゲットは、元のイベントバスで指定されていたものとまったく同じままです。テンプレートを使用して他のリージョンにスタックを作成する前に、テンプレートを適切に編集しないと、リージョン間の問題が発生する可能性があります。
また、生成されたテンプレートは下流のターゲットを自動的に作成しません。