データリポジトリからの変更のインポート
データおよび POSIX メタデータを含むメタデータの変更を、リンクされたデータリポジトリから Amazon FSx ファイルシステムにエクスポートできます。関連する POSIX メタデータには、所有権、許可、およびタイムスタンプが含まれます。
変更をファイルシステムにインポートするには、次のいずれかの方法を使用します。
リンクされたデータリポジトリに新規ファイル、変更されたファイル、または削除されたファイルを自動的にエクスポートできるようにファイルシステムを設定します。詳細については、「S3 バケットから更新を自動的にインポートする」を参照してください。
データリポジトリの関連付けを作成する際に、メタデータをインポートするためのオプションを選択します。これにより、データリポジトリの関連付けを作成した直後に、データリポジトリのインポートタスクが開始されます。
オンデマンドのデータリポジトリのインポートタスクを使用します。詳細については、「データリポジトリのタスクを使用して変更をインポートする」を参照してください。
自動インポートとデータリポジトリのインポートタスクは同時に実行できます。
データリポジトリの関連付けで自動インポートを有効にすると、S3 でオブジェクトが作成、変更、または削除されたときに、ファイルシステムによってファイルメタデータが自動的に更新されます。データリポジトリの関連付けの作成時にメタデータをインポートするオプションを選択すると、データリポジトリ内の全オブジェクトのメタデータがファイルシステムによってインポートされます。データリポジトリのインポートタスクを使用してインポートする場合、前回のインポート以降に作成または変更されたオブジェクトのメタデータのみがファイルシステムによってインポートされます。
FSx for Lustre は、アプリケーションがファイルシステム内のファイルに最初にアクセスする際に、データリポジトリからファイルの内容を自動的にコピーしてファイルシステムにロードします。このデータの移動は FSx for Lustre によって管理されており、アプリケーションに対して透過的に行われます。その後に行われるファイルの読み取りは、ミリ秒未満のレイテンシーでファイルシステムから直接提供されます。
ファイルシステム全体またはファイルシステム内のディレクトリをプリロードすることもできます。詳細については、「ファイルシステムへのファイルのプリロード」を参照してください。複数のファイルのプリロードを同時にリクエストすると、FSx for Lustre は Amazon S3 データリポジトリからファイルを並行してロードします。
FSx for Lustre は、POSIX 準拠のオブジェクトキーを持つ S3 オブジェクトのみをインポートします。自動インポートおよびデータリポジトリのインポートタスクの両方で、POSIX メタデータがインポートされます。詳細については、「データリポジトリの POSIX メタデータのサポート」を参照してください。
注記
FSx for Lustre では、S3 Glacier Flexible Retrieval および S3 Glacier Deep Archive ストレージクラスからのシンボリックリンク (symlink) メタデータのインポートはサポートされていません。シンボリックリンクではない S3 Glacier Flexible Retrieval オブジェクトまたは S3 Glacier Deep Archive オブジェクトのメタデータをインポートできます (つまり、正しいメタデータを使用して FSx for Lustre ファイルシステムで inode が作成されます)。ただし、ファイルシステムからこのデータを読み取るには、始めに S3 Glacier Flexible Retrieval または S3 Glacier Deep Archive オブジェクトを復元する必要があります。S3 Glacier Flexible Retrieval または S3 Glacier Deep Archive ストレージクラスの Amazon S3 オブジェクトから FSx for Lustre へのファイルデータの直接インポートはサポートされていません。