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Amazon FSx によるコストの最適化
FSx for Windows ファイルサーバーは、お客様のアプリケーションのニーズに基づいて、総保有コスト (TCO) を最適化するためのいくつかの機能を提供します。ストレージの種類 (HDD または SSD) を選択することで、アプリケーションに必要なコストおよびパフォーマンスの適切なバランスを得ることができます。コストを最適化するために、ストレージ容量とは別にスループット容量を選択する柔軟性がユーザーに与えられています。また、データ重複排除を使用して、ファイルシステム上の冗長データを排除することで、ストレージコストを最適化することができます。
ストレージおよびスループットを別々に選択できる柔軟性
FSx for Windows File Server を使用し、ファイルシステムのストレージ、SSD IOPS、スループットキャパシティを別々に設定できます。これにより、コストおよびパフォーマンスを適切に組み合わせる柔軟性がユーザーに与えられます。例えば、コールド (通常は非アクティブ) なワークロードに対して、比較的小さいスループット容量で大きいストレージ量を保持する選択をして、スループットの不要なコストを節約することができます。または、別の例として、比較的少量のストレージ容量に対して大量のスループット容量を選択することもできます。スループット容量が高くなると、ファイルサーバーでのキャッシュ用のメモリ量が増えます。ファイルサーバーの高速キャッシュを利用して、アクティブにアクセスされるデータのパフォーマンスを最適化できます。詳細については、「FSx for Windows File Server のパフォーマンス」を参照してください。
ファイルシステムを作成した後、いつでもストレージの容量を増やせます。詳細については、「ストレージ容量の管理」を参照してください。ファイルシステムを作成した後は、いつでも SSD IOPS をストレージ容量に関係なくスケーリングできます。詳細については、「SSD IOPS の管理」を参照してください。スループットキャパシティはいつでも増減でき、変化するパフォーマンスニーズに対応するための柔軟性を提供します。詳細については、「スループット容量の管理」を参照してください。
ストレージコストの最適化
Amazon FSx では、以下のように様々な方法でストレージコストを最適化することができます。
ストレージタイプを使用したコストの最適化
FSx for Windows ファイルサーバーは、ハードディスクドライブ (HDD) およびソリッドステートドライブ (SSD) の 2 種類のストレージを用意しており、お客様のワークロードのニーズに合わせてコストおよびパフォーマンスを最適化することができます。HDD ストレージは、ホームディレクトリ、ユーザーおよび部門の共有、コンテンツ管理システムなど、幅広いワークロード向けに設計されています。SSD ストレージは、データベース、メディア処理ワークロード、データ分析アプリケーションなど、最もパフォーマンスが高く、レイテンシーの影響を受けやすいワークロード向けに設計されています。料金の詳細については、「レイテンシー」および「Amazon FSx for Windows File Server の料金
データ重複排除を使用したストレージコストの最適化
大規模なデータセットには冗長データが含まれていることが多く、データストレージのコストが増加します。例えば、ユーザーのファイル共有には、複数のユーザーによって保存された同じファイルのコピーが複数存在する場合があります。ソフトウェア開発共有には、ビルドごとに変更されないままの多くのバイナリを含めることができます。ファイルシステムの データ重複排除 を有効にすることで、データストレージのコストを削減することができます。重複排除機能を有効にすると、データセットの重複した部分を一度だけ保存することで、冗長データを自動的に削減または排除します。データ重複排除の詳細、および Amazon FSx ファイルシステムで簡単にそれを有効にする方法については、「データ重複除外」を参照してください。
使用状況と請求を確認する
AWS Billing ダッシュボードまたは AWS Cost Explorer を使用してファイルシステムの使用状況 (ストレージ容量、スループットキャパシティ、バックアップ、データ転送など) を確認できます。これらのツールを使用すると、リソースの使用状況を確認することや、使用タイプやリージョンなどの関連基準でフィルタリングおよびグループ化することができます。シングルファイルシステムまたはシングルファイルシステムのバックアップの使用状況を表示するには、その特定のリソースのタグを有効にし、タグベースの請求レポートを有効にする必要があります。詳細については、AWS Billing ユーザーガイド の「AWS コスト配分タグの使用」参照してください。
