AWS IoT Core for LoRaWAN とは - AWS IoT Wireless

AWS IoT Core for LoRaWAN とは

AWS IoT Core for LoRaWAN では、LoRaWAN デバイスおよびゲートウェイを AWS に接続することで、プライベート LoRaWAN Network Server (LNS) を置き換えます。AWS IoT ルールエンジンを使用して、LoRaWAN デバイスから受信したメッセージをルーティングできます。メッセージをフォーマットして、他の AWS IoT サービスに送信できます。AWS IoT とのデバイス通信のセキュリティを確保するために、AWS IoT Core for LoRaWAN では X.509 証明書を使用します。

AWS IoT Core for LoRaWAN は、AWS IoT Core が LoRaWAN ゲートウェイやデバイスと通信するために必要なサービスポリシーとデバイスポリシーを管理します。また、AWS IoT Core for LoRaWAN は、デバイスデータを他のサービスに送信する AWS IoT ルールを記述する送信先も管理します。

AWS IoT Core for LoRaWAN の機能

AWS IoT Core for LoRaWAN を使用すると、次のことが可能になります。

  • LoRaWAN デバイスおよびゲートウェイを AWS IoT にオンボードして接続する。プライベート LNS をセットアップおよび管理する必要はありません。

  • LoRa Alliance によって標準化された 1.0.x または 1.1 LoRaWAN 仕様に準拠する LoRaWAN デバイスを接続する。これらのデバイスは、クラス A、クラス B、またはクラス C モードで動作できます。

  • LoRa Basics Station バージョン 2.0.4 以降をサポートする LoRaWAN ゲートウェイを使用します。AWS IoT Core for LoRaWAN に認定されているすべてのゲートウェイは、互換性のあるバージョンの LoRa Basics Station を実行します。

  • 公開されている LoRaWAN ネットワークを使用して LoRaWAN デバイスをクラウドに接続すると、デプロイまでの時間が短縮され、プライベート LoRaWAN ネットワークを管理する必要がなくなり、時間とコストが削減されます。

  • AWS IoT Core for LoRaWAN の適応データレートを使用して、信号強度、帯域幅、および拡散係数をモニタリングします。そして、必要に応じてデータレートを最適化します。また、ネットワークアナライザを使用すると、LoRaWAN リソースをリアルタイムでモニタリングできます。

  • CUPS サービスを使用して LoRaWAN ゲートウェイのファームウェアを更新し、Firmware Updates Over-The-Air (FUOTA) を使用して LoRaWAN デバイスのファームウェアを更新します。

以下のトピックでは、LoRaWAN 技術と AWS IoT Core for LoRaWAN についての詳細情報を示します。