ステップ 3: IAM アクセス許可の設定 - Amazon IVS

ステップ 3: IAM アクセス許可の設定

次に、基本的なアクセス許可のセット (Amazon IVS チャネルの作成、ストリーミング情報の取得、S3 への自動記録) が可能になる AWS Identity and Access Management (IAM) ポリシーを作成し、ユーザーにこのポリシーを割り当てます。新しいユーザーの作成時にアクセス許可を追加するか、あるいは既存のユーザーにアクセス許可を追加することができます。両方の手順を以下に示します。

詳細 (IAM ユーザーとポリシーについて、ポリシーをユーザーにアタッチする方法、Amazon IVS を使用してユーザーのアクションを制限する方法など) については、以下を参照してください。

Amazon IVS 用の既存の AWS マネージドポリシーを使用するか、ユーザー、グループ、またはロールのセットに付与する権限をカスタマイズする新しいポリシーを作成できます。両方のアプローチを以下にて説明します。

IVS のアクセス許可には既存のポリシーを使用してください。

ほとんどの場合、Amazon IVS には AWS マネージドポリシーを使用することになります。これらについては、「IVS Security」の「IVS 用マネージドポリシー」セクションで詳しく説明されています。

  • IVSReadOnlyAccess AWS マネージドポリシーを使用して、アプリケーション開発者がすべての IVS Get および List API エンドポイント (低レイテンシーとリアルタイムストリーミングの両方) にアクセスできるようにします。

  • IVSFullAccess AWS マネージドポリシーを使用して、アプリケーション開発者がすべての IVS API エンドポイント (低レイテンシーとリアルタイムストリーミングの両方) にアクセスできるようにします。

オプション: Amazon IVS アクセス許可の新しいポリシーを作成する

以下の手順に従ってください。

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインして、IAM コンソールを開きます。https://console.aws.amazon.com/iam/

  2. ナビゲーションペインで、[ポリシー][ポリシーの作成] の順に選択します。[アクセス許可の指定] ウィンドウが開きます。

  3. [アクセス許可の指定] ウィンドウで、[JSON] タブをクリックし、次の IVS ポリシーをコピーして [ポリシーエディタ] テキスト領域に貼り付けます。(このポリシーにはすべての Amazon IVS アクションが含まれるわけではありません。 エンドポイントのアクセス許可は必要に応じて追加/削除 (許可/拒否) できます。IVS エンドポイントの詳細については「IVS 低レイテンシーストリーミング API リファレンス」を参照してください。)

    { "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Action": [ "ivs:CreateChannel", "ivs:CreateRecordingConfiguration", "ivs:GetChannel", "ivs:GetRecordingConfiguration", "ivs:GetStream", "ivs:GetStreamKey", "ivs:GetStreamSession", "ivs:ListChannels", "ivs:ListRecordingConfigurations", "ivs:ListStreamKeys", "ivs:ListStreams", "ivs:ListStreamSessions" ], "Resource": "*" }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "cloudwatch:DescribeAlarms", "cloudwatch:GetMetricData", "s3:CreateBucket", "s3:GetBucketLocation", "s3:ListAllMyBuckets", "servicequotas:ListAWSDefaultServiceQuotas", "servicequotas:ListRequestedServiceQuotaChangeHistoryByQuota", "servicequotas:ListServiceQuotas", "servicequotas:ListServices", "servicequotas:ListTagsForResource" ], "Resource": "*" }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "iam:AttachRolePolicy", "iam:CreateServiceLinkedRole", "iam:PutRolePolicy" ], "Resource": "arn:aws:iam::*:role/aws-service-role/ivs.amazonaws.com/AWSServiceRoleForIVSRecordToS3*" } ] }
  4. [アクセス許可の指定] ウィンドウを開いたまま、[次へ] を選択します (ウィンドウの一番下までスクロールすると表示されます)。[レビューと作成] ウィンドウが開きます。

  5. [レビューと作成] ウィンドウで、ポリシーにポリシー名を入力します。オプションで説明を追加します。ユーザーを作成する時に必要になるので、ポリシーの名前を書きとめておきます (下記を参照してください)。ページの最下部で、[Create policy] (ポリシーの作成) を選択します。

  6. IAM コンソールウィンドウが表示され、新しいポリシーが作成されたことを確認するバナーが表示されます。

新しいユーザーを作成し、アクセス許可を付与する

IAM ユーザーアクセスキー

IAM アクセスキーは、アクセスキー ID とシークレットアクセスキーで構成されます。これは AWS へのプログラムによるリクエストの署名に使用されます。アクセスキーがない場合は、AWS マネジメントコンソールから作成できます。ベストプラクティスとして、ルートユーザーのアクセスキーは作成しないでください。

シークレットアクセスキーを表示またはダウンロードできるのは、アクセスキーを作成するときのみです。後で回復することはできません。ただ、アクセスキーはいつでも新しく作成できます。必要な IAM アクションを実行するためのアクセス許可が必要です。

アクセスキーは、常に安全に保管してください。(例え Amazon からの問い合わせであっても) 第三者と共有しないでください。詳細については、「IAM ユーザーガイド」の「IAM ユーザーのアクセスキーの管理」を参照してください。

手順

以下の手順に従ってください。

  1. ナビゲーションペインで [ユーザー][ユーザーの作成] の順に選択します。[ユーザーの詳細を指定] ウィンドウが開きます。

  2. [ユーザーの詳細を指定] ウィンドウで次の手順を実行します。

    1. [ユーザーの詳細] で、作成する新しいユーザーの名前を入力します。

    2. [AWS マネジメントコンソールへのユーザーアクセスを提供] を選択します。

    3. プロンプトが表示されたら、[IAM ユーザーを作成します] を選択します。

    4. [コンソールパスワード] で、[自動生成パスワード] を選択します。

    5. [ユーザーは次回サインイン時に新しいパスワードを作成する必要があります] を選択します。

    6. [Next] を選択します。[アクセス許可の設定] ウィンドウが開きます。

  3. [アクセス許可の設定] で、[ポリシーを直接アタッチする] を選択します。[アクセス許可ポリシー] ウィンドウが開きます。

  4. 検索ボックスに、IVS ポリシー名 (AWS マネージドポリシーまたは以前に作成したカスタムポリシー) を入力します。見つかったら、チェックボックスをオンにして、ポリシーを選択します。

  5. ページの最下部で、[次へ] を選択します。[レビューと作成] ウィンドウが開きます。

  6. [レビューと作成] ウィンドウで、ユーザーのすべての詳細が正しいことを確認してから、ウィンドウ最下部にある [ユーザーの作成] を選択します。

  7. [パスワードの取得] ウィンドウが開き、コンソールサインインの詳細が表示されます。後で参照できるように、この情報を保存しておきます。完了したら、[ユーザーリストに戻る] を選択します。

既存のユーザーへのアクセス許可を追加する

以下の手順に従ってください。

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインして、IAM コンソールを開きます。https://console.aws.amazon.com/iam/

  2. ナビゲーションペインで、 [Users (ユーザー) ] を選択し、更新する既存のユーザー名を選択します。(名前をクリックして選択します。選択ボックスはチェックしないでください。)

  3. 概要ページの[アクセス許可] タブで、[アクセス許可の追加] を選択します。[アクセス許可の追加] ウィンドウが開きます。

  4. [既存のポリシーを直接アタッチ] を選択します。[アクセス許可ポリシー] ウィンドウが開きます。

  5. 検索ボックスに、IVS ポリシー名 (AWS マネージドポリシーまたは以前に作成したカスタムポリシー) を入力します。ポリシーが見つかったら、チェックボックスをオンにして、ポリシーを選択します。

  6. ページの最下部で、[次へ] を選択します。[レビュー] ウィンドウが開きます。

  7. [レビュー] ウィンドウの下部にある [アクセス許可の追加] を選択します。

  8. [Summary] (概要) ページで、IVS ポリシーが追加されたことを確認します。