キューが一時停止した場合のキューホッピングの理解 - MediaConvert

キューが一時停止した場合のキューホッピングの理解

キューを一時停止すると、ジョブのキューホッピングの動作に影響します。ジョブは、一時停止したキューからはホップしませんが、一時停止したキューへは自由にホップします。このセクションでは、一時停止したキューから、あるいは一時停止したキューのキューホッピングを設定した場合の動作について説明します。

一時停止したキューからのホッピング

ジョブが一時停止している間は、キューからホップしません。キューホッピング動作は、キューが一時停止している時間によって異なります。次の 2 つの状況を考慮してください。

ジョブをキューに送信し、キューのホッピング待機時間よりも長い間、キューを一時停止し、再度有効化します。

この状況では、ジョブがホップするかどうかは、ジョブがキュー内のどこにあるかによって異なります。キュー内に他のジョブが先行してある場合、そのジョブが送信先キューにホップします。キュー内に先行するジョブがない場合、MediaConvert はホッピングせずにそれを処理します。

例えば、待機時間が 15 分、送信先が Queue2 であるジョブを Queue1 に送信すると想定します。ジョブを送信してから 5 分後、Queue1 を一時停止します。10 分後、ジョブは Queue1 に残っています。その 30 分後、Queue1 をアクティブ化します。その時点では、Queue1 に先行するジョブがないため、ジョブは Queue1 から実行されます。

キューにジョブを送信するとします。キューを一時停止し、待機時間が経過する前に再度アクティブ化します。

この状況では、キューが一時停止される時間はキューホッピングにまったく影響しません。

例えば、待機時間が 15 分、送信先が Queue2 であるジョブを Queue1 に送信すると想定します。ジョブを送信してから 5 分後、Queue1 を一時停止します。1 分後、Queue1 を再度アクティブ化します。9 分後 (ジョブを送信してから 15 分後)、キュー内に先行するジョブが残っています。このため、あたかもキューを一時停止していないかのように、ジョブは Queue2 にホップします。

一時停止したキューへのホッピング

ジョブは、アクティブなキューから一時停止されたキューに自由にホップします。例えば、待機時間が 15 分、送信先が Queue2 であるジョブを Queue1 に送信すると想定します。それから、ジョブを送信してから 5 分後、Queue2 を一時停止します。10 分後 (ジョブを送信してから 15 分後)、ジョブは Queue2 にホップし、キューをアクティブ化するまでそこで待機します。