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[Time Delta] (タイムデルタ) のユースケース
Time delta (TimeDelta) の使用方法は、解決しようとしている問題と、作業中のキャプション形式によって異なります。
デフォルトでは、タイムデルタを秒単位で指定します。代わりにミリ秒単位で指定する場合は、時間差分単位 (TimeDeltaUnits) をミリ秒 (MILLISECONDS) に設定します。
ビデオファイルとキャプションファイルの間で異なるタイムコードを調整する
SCC や などのタイムコードベースのキャプション形式ではSTL、キャプションのタイムコードは、ビデオに埋め込まれた開始タイムコードとは異なる開始タイムコードに関連する場合があります。差異を調整するには、[タイムデルタ] を使用します。
問題の例: ビデオファイルに、00:05:00:00 に始まるタイムコードが埋め込まれている可能性があります。キャプションを必要とする対話の最初のインスタンスは、タイムコード 00:06:00:00 のビデオから 1 分になる場合があります。キャプションファイルは、ビデオのタイムコードが 00:00:00:00 から、最初のキャプションが 00:01:00:00 から開始するという前提で作成されている場合があります。Time delta を使用しない場合、ビデオの開始前に発生するため、 にはこの最初のキャプション MediaConvert は含まれません。
解決策: キャプションに 5 分追加します。[Time delta] (時差) に 300
を入力します。
ビデオとオーディオの同期後のキャプションの調整
タイムコードベースの (SCC または STL) 字幕は、ビデオに埋め込まれているタイムコードと一致する場合がありますが、音声を調整するために入力タイムコードソース設定を使用する必要がある場合があります。これにより、ビデオとキャプションの間に差異が生じるため、これを調整する必要があります。この調整は、、、 などのタイムスタンプベースの字幕形式で行う必要はありませんSRTSMITTML。
入力タイムコードソースを使用した場合のキャプションのアラインメントの詳細については、「入力タイムコードソースとキャプションのアラインメント」を参照してください。
問題例: ビデオファイルに埋め込まれたタイムコードが 00:05:00:00 に開始し、キャプションを必要とするダイアログの最初のインスタンスがビデオの開始 1 分後 (タイムコード 00:06:00:00) である場合があります。キャプションファイルは正しく同期するように記述されており、最初のキャプションは 00:06:00:00 から始まります。ただし、オーディオファイルと正しく同期するように、入力の埋め込みキャプションを変更する必要があります。そのため、入力 [Timecode source] を [Start at Zero] に設定します。Time delta を使用しない場合は、6 分後に出力 MediaConvert の最初のキャプションをビデオに配置します。
解決策: キャプションから 5 分引きます。[Time delta] (時差) に -300
を入力します。
キャプション同期のわずかなエラーを修正する
どのような種類のサイドカー形式でも、入力キャプションファイルにわずかなエラーがある可能性があるため、キャプションは一貫してわずかに遅いか、わずかに早くなります。
問題の例: このビデオには 0 から始まるキャプションが埋め込まれています。キャプションが必要なダイアログの最初のインスタンスは 00:06:15:00 ですが、キャプションは 3 秒遅れて 00:06:18:00 に画面に表示されます。
解決策: キャプションから 3 秒引きます。[Time delta] (時差) に -3
を入力します。