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Amazon OpenSearch Ingestion
Amazon OpenSearch Ingestion は、フルマネージド型のサーバーレスデータコレクターです。Amazon OpenSearch Service ドメインと OpenSearch Serverless コレクションにリアルタイムログ、メトリクス、トレースデータを配信します。
OpenSearch Ingestion を使用すると、OpenSearch Service ドメインや OpenSearch Serverless コレクションにデータを取り込むときに、Logstash や Jaeger などのサードパーティーのソリューションを使用する必要がなくなります。OpenSearch Ingestion にデータを送信するようにデータプロデューサーを設定します。その後、指定したドメインまたはコレクションにデータが自動的に配信されます。また、OpenSearch Ingestion で、送信前にデータを変換するように設定することもできます。
また、OpenSearch Ingestion を使用すると、サーバーのプロビジョニング、ソフトウェアの管理とパッチ適用、サーバーのクラスターのスケールについて心配する必要がなくなります。AWS Management Console 内で取り込みパイプラインを直接プロビジョニングすると、OpenSearch Ingestion がその管理とスケーリングを行います。
OpenSearch Ingestion は Amazon OpenSearch Service のサブセットです。オープンソースのデータコレクターである Data Prepper を使用しており、データのフィルタリング、エンリッチ化、変換、正規化、集約を行って下流の分析や視覚化を可能にします。
サポートされている Data Prepper のバージョン
OpenSearch Ingestion は現在、次の Data Prepper のメジャーバージョンをサポートしています。
-
2.x
パイプラインを作成するときは、必要な version
オプションを用いて、使用する Data Prepper のメジャーバージョンを指定します。例えば、version:
"
と指定します。OpenSearch Ingestion は、メジャーバージョンのサポートされている最新マイナーバージョンを取得し、そのバージョンでパイプラインをプロビジョニングします。詳細については、「パイプラインのバージョンの指定」を参照してください。2
"
現在、OpenSearch Ingestion パイプラインは Data Prepper のバージョン 2.7 でプロビジョニングされています。詳細については、「2.7 release notes
パイプラインの YAML 設定ファイルを更新すると、新しいマイナーバージョンの Data Prepper がサポートされている場合、OpenSearch Ingestion は、パイプライン設定で指定されたメジャーバージョンの、サポートされている最新のマイナーバージョンに、パイプラインを自動でアップグレードします。例えば、パイプラインの設定に version: "2"
があり、OpenSearch Ingestion がまず、バージョン 2.6.0 のパイプラインをプロビジョニングしたとします。バージョン 2.7.0 のサポートが追加され、パイプライン設定に変更を加えると、OpenSearch Ingestion はパイプラインをバージョン 2.7.0 にアップグレードします。このプロセスにより、パイプラインは、最新のバグ修正とパフォーマンスの改善が施されて最新状態に保たれます。OpenSearch Ingestion は、パイプライン設定内の version
オプションを手動で変更しない限り、パイプラインのメジャーバージョンを更新することはできません。詳細については、「Amazon OpenSearch Ingestion パイプラインの更新」を参照してください。
OpenSearch Ingestion の料金
パイプラインを流れるデータがあるかどうかにかかわらず、特定の時点で、パイプラインに割り当てられた Ingestion OCU の数に基づく料金のみをお支払いいただきます。OpenSearch Ingestion は、使用状況に応じてパイプラインのキャパシティをスケールアップまたはスケールダウンすることで、ワークロードに即座に対応します。
料金の詳細については、「Amazon OpenSearch Service の料金表
サポートされている AWS リージョン
OpenSearch Ingestion は、OpenSearch Service が利用できる AWS リージョン のサブセットで利用可能です。サポートされているリージョンのリストについては、「AWS 全般のリファレンス」の「Amazon OpenSearch Service エンドポイントとクォータ」を参照してください。