stdevOver
stdevOver
関数は、標本に基づいて、指定したメジャーの標準偏差を計算し、選択した属性 (1 つ、または複数) 別にパーティション分割して返します。
構文
括弧が必要です。省略可能な引数については、次の説明を参照してください。
stdevOver (
measure
,[ partition_field, ... ]
,calculation level
)
引数
- メジャー
-
計算を行うメジャー。
sum({Sales Amt})
など。計算レベルがNULL
またはPOST_AGG_FILTER
に設定されている場合は、集計を使用します。計算レベルがPRE_FILTER
またはPRE_AGG
に設定されている場合は、集計を使用しないでください。 - partition field
-
(省略可能) パーティション分割する 1 つ以上のメジャーおよびディメンション。コンマで区切って入力します。
複数の単語の場合は、リスト内の各フィールドを {} (中括弧) で囲みます。リスト全体は [ ] (角括弧) で囲まれます。
- calculation level
-
(オプション)使用する計算レベルを指定します。
-
PRE_FILTER
- 事前フィルター計算は、データセットフィルターの前に計算されます。 -
PRE_AGG
- 事前集計計算は、集計と上位および下位の N フィルターをビジュアルに適用する前に計算されます。 -
POST_AGG_FILTER
- (デフォルト) テーブルの計算は、ビジュアルが表示されるときに処理されます。
空白の場合、この値はデフォルトで
POST_AGG_FILTER
です。詳細については、「Amazon QuickSight でのレベルアウェア計算の使用」 を参照してください。 -
例
次の例では、標本に基づいて、sum(Sales)
の標準偏差を計算し、City
と State
でパーティション分割して返します。
stdevOver ( sum(Sales), [City, State] )
次の例では、標本に基づいて、Billed Amount
に対する Customer Region
の標準偏差を計算します。テーブル計算のフィールドは、ビジュアルのフィールドウェルにあります。
stdevOver ( sum({Billed Amount}), [{Customer Region}] )