ST_Area
ST_Area は、入力ジオメトリの 2D 射影におけるデカルト座標系での面積を返します。面積の単位は、入力ジオメトリの座標を表す単位と同じです。ポイント、ラインストリング、マルチポイント、マルチラインストリングの場合、この関数は 0 を返します。ジオメトリコレクションの場合は、コレクションのジオメトリの合計の面積を返します。
入力がジオグラフィの場合、ST_Area では、SRID で決定される回転楕円体上で計算され与えられた面積ジオグラフィについて、その 2D 射影に関する測地座標系での面積を返します。面積の単位は平方メートルです。この関数は、ポイント、マルチポイント、および線形ジオグラフィに対して 0 を返します。入力がジオメトリコレクションの場合、この関数は、コレクション内の面積ジオグラフィの面積を合計して返します。
構文
ST_Area(geo)
引数
- geo
-
データ型
GEOMETRY
またはGEOGRAPHY
の値、またはGEOMETRY
もしくはGEOGRAPHY
型として評価される式です。
戻り型
DOUBLE PRECISION
geo が null の場合、null が返されます。
例
次のSQLは、マルチポリゴンのデカルト座標系での面積を返します。
SELECT ST_Area(ST_GeomFromText('MULTIPOLYGON(((0 0,10 0,0 10,0 0)),((10 0,20 0,20 10,10 0)))'));
st_area
---------
100
次の SQL は、ポリゴンの面積をジオグラフィで返します。
SELECT ST_Area(ST_GeogFromText('polygon((34 35, 28 30, 25 34, 34 35))'));
st_area
------------------
201824655743.383
次の SQL は、線形ジオグラフィに対して 0 を返します。
SELECT ST_Area(ST_GeogFromText('multipoint(0 0, 1 1, -21.32 121.2)'));
st_area
---------
0