Studio での Amazon EFS 自動マウント
Amazon SageMaker は、ドメイン内の各ユーザーの Amazon EFS ボリュームに対するフォルダの自動マウントをサポートしています。このフォルダを使用すると、ユーザーは自分のプライベートスペース間でデータを共有できます。ただし、ユーザーはドメイン内の他のユーザーとデータを共有することはできません。ユーザーは、自分のフォルダにのみアクセスできます。
ユーザーのフォルダには、user-default-efs
という名前のフォルダからアクセスできます。このフォルダは Studio アプリケーションの $HOME
ディレクトリにあります。
Amazon EFS 自動マウントのオプトアウトについては、「Amazon EFS 自動マウントをオプトアウトする」を参照してください。
Amazon EFS 自動マウントは、Studio Classic から Studio へのデータ移行も容易になります。詳細については、「(オプション) Studio Classic から Studio にデータを移行する」を参照してください。
アクセスポイント情報
自動マウントがアクティブ化されると、SageMaker は Amazon EFS アクセスポイントを使用して Amazon EFS ボリューム内のデータへのアクセスを容易にします。アクセスポイントの詳細については、「Working with Amazon EFS access points」を参照してください。SageMaker は、ユーザープロファイルの作成時または既存のユーザープロファイルのアプリケーション作成時に、ドメイン内の各ユーザープロファイルに一意のアクセスポイントを作成します。アクセスポイントの POSIX ユーザー値は、SageMaker がアクセスポイントを作成するユーザープロファイルの HomeEfsFileSystemUid
値と一致します。ユーザーの値を取得するには、「DescribeUserProfile」を参照してください。ルートディレクトリパスも POSIX ユーザー値と同じ値に設定されます。
SageMaker は、新しいディレクトリのアクセス許可を次の値に設定します。
-
所有者ユーザー ID:
POSIX user value
-
所有者グループ ID:
0
-
アクセス許可
700
Amazon EFS ボリュームにアクセスするには、アクセスポイントが必要です。そのため、Amazon EFS ボリュームへのアクセスを失うことなく、アクセスポイントを削除または更新することはできません。
エラーの解決
アプリケーションの作成中、Amazon EFS ユーザーフォルダの自動マウント時に SageMaker で問題が発生した場合、アプリケーションは引き続き作成されます。ただし、この場合、SageMaker は Amazon EFS フォルダをマウントする代わりに error.txt
という名前のファイルを作成します。このファイルには、発生したエラーと、それを解決する手順について記載されています。SageMaker は、アプリケーションの $HOME
ディレクトリにある user-default-efs
フォルダに、error.txt
ファイルを作成します。