ターゲットのないメンテナンスウィンドウタスクを登録 - AWS Systems Manager

ターゲットのないメンテナンスウィンドウタスクを登録

作成するメンテナンスウィンドウごとに、メンテナンスウィンドウの実行時に実行するタスクを 1 つ以上指定できます。ほとんどの場合、タスクを実行するリソース、またはターゲットを指定する必要があります。ただし、タスクでターゲットを明示的に指定する必要がない場合もあります。

メンテナンスウィンドウの Systems Manager Run Command タイプのタスクには、1 つ以上のターゲットを指定する必要があります。タスクの特質に応じて、他のメンテナンスウィンドウタスクタイプ (Systems Manager Automation、AWS Lambda、AWS Step Functions) ではターゲットはオプションです。

Lambda および Step Functions タスクタイプの場合、ターゲットが必要かどうかは、作成した関数またはステートマシンの内容によって異なります。

多くの場合、オートメーションタスクのターゲットを明示的に指定する必要はありません。例えば、AWS-UpdateLinuxAmi ランブックを使用して Linux 用の Amazon Machine Image (AMI) を更新するためのオートメーションタイプのタスクを作成するとします。このタスクが実行されると、AMI は最新の利用可能な Linux ディストリビューションパッケージと Amazon ソフトウェアを反映して更新されます。AMI から作成した新しいインスタンスには、これらの更新がインストール済みです。更新する AMI の ID はランブックの入力パラメータで指定されるため、メンテナンスウィンドウタスクでターゲットを再度指定する必要はありません。

同様に、AWS Command Line Interface (AWS CLI) を使用して、AWS-RestartEC2Instance ランブックを使用するメンテナンスウィンドウのオートメーションタスクを登録するとします。再起動するノードは --task-invocation-parameters 引数で指定されるため、--targets オプションも指定する必要はありません。

注記

ターゲットが指定されていないメンテナンスウィンドウタスクの場合、--max-errors--max-concurrency の値は指定できません。代わりに、システムはプレースホルダ値として 1 を挿入します。これは describe-maintenance-window-tasks や get-maintenance-window-task などのコマンドへのレスポンスで報告されることがあります。これらの値は、タスクの実行には影響しないため、無視できます。

次の例は、ターゲットなしのメンテナンスウィンドウタスクの --targets--max-errors--max-concurrency オプションを省略する方法を示しています。

Linux & macOS
aws ssm register-task-with-maintenance-window \ --window-id "mw-ab12cd34eEXAMPLE" \ --service-role-arn "arn:aws:iam::123456789012:role/MaintenanceWindowAndAutomationRole" \ --task-type "AUTOMATION" \ --name "RestartInstanceWithoutTarget" \ --task-arn "AWS-RestartEC2Instance" \ --task-invocation-parameters "{\"Automation\":{\"Parameters\":{\"InstanceId\":[\"i-02573cafcfEXAMPLE\"]}}}" \ --priority 10
Windows
aws ssm register-task-with-maintenance-window ^ --window-id "mw-ab12cd34eEXAMPLE" ^ --service-role-arn "arn:aws:iam::123456789012:role/MaintenanceWindowAndAutomationRole" ^ --task-type "AUTOMATION" ^ --name "RestartInstanceWithoutTarget" ^ --task-arn "AWS-RestartEC2Instance" ^ --task-invocation-parameters "{\"Automation\":{\"Parameters\":{\"InstanceId\":[\"i-02573cafcfEXAMPLE\"]}}}" ^ --priority 10
注記

2020 年 12 月 23 日より前に登録されたメンテナンスウィンドウタスクの場合: タスクのターゲットを指定し、そのターゲットが不要になった場合、Systems Manager コンソールまたは update-maintenance-window-task AWS CLI コマンドを使用して、そのタスクを更新してターゲットを削除できます。