SUS05-BP03 マネージドサービスを使用する
マネージドサービスを使用して、クラウドでより効率的に運用します。
一般的なアンチパターン:
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アプリケーションの実行に、使用率が低い Amazon EC2 インスタンスを使用している。
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社内チームはワークロードの管理のみを行っており、イノベーションや簡易化に焦点を当てる時間がない。
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マネージドサービスではより効率的に実行できるタスク向けの技術をデプロイして維持している。
このベストプラクティスを活用するメリット:
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マネージドサービスを使用すると、AWS に責任を移行できます。当社は、数百万のお客様から得られたインサイトで、新規イノベーションと効率性を促進しています。
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マネージドサービスは、マルチテナントコントロールプレーンのおかげで、サービスの環境に対する影響を、多くのお客様に分散します。
このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル: 中
実装のガイダンス
マネージドサービスは、使用率を高く保つ責任と、デプロイされたハードウェアの持続可能性に対する最適化の責任を AWS に移します。また、マネージドサービスによって、サービス維持に伴う運用上および管理上の負担が軽減されるため、チームに時間の余裕ができイノベーションに集中できます。
ワークロードを見直して、AWS マネージドサービスに置き換えることができるコンポーネントを特定します。例えば、Amazon RDS
実装手順
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ワークロードのリストを作成する: サービスとコンポーネントのワークロードをリストアップします。
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コンポーネントの候補を特定する: コンポーネントを評価して、マネージドサービスに置き換えることができるものを特定します。マネージドサービスの使用を検討する場合の例を次に示します。
タスク AWS で使用するもの データベースのホスティング
独自の Amazon RDS インスタンスを Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)
で維持する代わりに、マネージド型の Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) インスタンスを使用します。 コンテナワークロードのホスティング
独自のコンテナインフラストラクチャを実装する代わりに、AWS Fargate
を使用します。 ウェブアプリケーションのホスティング
AWS Amplify Amplify ホスティング
を、フルマネージド CI/CD、および、静的ウェブサイトとサーバー側のレンダリング済みウェブアプリケーションのホスティングサービスとして、使用します。 -
移行計画を作成する: 依存関係を特定して移行計画を作成します。同様にランブックやプレイブックも更新します。
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AWS Application Discovery Service
は、アプリケーションの依存関係と使用状況に関する詳細な情報を自動的に収集し提供するサービスです。移行の計画を立てる際に、充分な情報に基づいて意思決定を行えるようになります。
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テストを行う: マネージドサービスに移行する前にサービスをテストします。
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セルフホスト型のサービスを置き換える: 作成した移行計画に基づいて、セルフホスト型のサービスをマネージドサービスに置き換えます。
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モニタリングし調整する: 移行の完了後は、サービスを継続的にモニタして、必要に応じて調整し、サービスを最適化します。
リソース
関連ドキュメント:
関連動画: