リージョンリザーブドインスタンスにおけるサイズの柔軟性による使用率の最大化
柔軟性を高めるため、共有テナンシーを持つすべてのリージョン Linux リザーブドインスタンスは、一括請求 (コンソリデーティッドビリング) を介して複数のアカウントで使用している場合でも、インスタンスファミリーおよび AWS リージョン内のすべてのサイズのインスタンスに適用されます。一致する必要がある属性は、インスタンスタイプ (m4 など)、テナンシー (デフォルト)、プラットフォーム (Linux) のみです。新規および既存のリザーブドインスタンスはすべて、以下のように、インスタンスサイズに基づく正規化係数に従ってサイジングされます。
表 3 - リージョンリザーブドインスタンスのサイズと正規化係数
インスタンスサイズ | 正規化係数 |
---|---|
nano | 0.25 |
micro | 0.5 |
small | 1 |
medium | 2 |
large | 4 |
xlarge | 8 |
2xlarge | 16 |
4xlarge | 32 |
8xlarge | 64 |
9xlarge | 72 |
10xlarge | 80 |
12xlarge | 96 |
16xlarge | 128 |
24xlarge | 192 |
32xlarge | 256 |
例として、c4.8xlarge 用のリザーブドインスタンスがある場合、AWS リージョンで共有テナンシーを持つ Linux c4 インスタンスのすべての使用に適用されます。例えば、次のような場合です。
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c4.8xlarge インスタンス 1 個
-
c4.4xlarge インスタンス 2 個
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c4.2xlarge インスタンス 4 個
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c4.large インスタンス 16 個
また、インスタンスの組み合わせも含まれます。例えば、t2.medium インスタンスの正規化係数は 2 です。米国東部 (バージニア北部) リージョンでデフォルトテナンシーの Amazon Linux/Unix リザーブドインスタンスを購入し、このリージョンのアカウントで 2 つの t2.small インスタンスを実行している場合、料金上の利点はどちらのインスタンスにも完全に適用されます。

図 1 - リージョンで実行されている 2 つの t2.medium インスタンス
または、米国東部 (バージニア北部) リージョンのアカウントで実行している 1 つの t2.large インスタンスがある場合、料金上の利点はこのインスタンスの使用の 50% に適用されます。

図 2 - リージョンで実行されている 1 つの t2.large インスタンス
正規化係数は、リザーブドインスタンスの変更時にも適用されます。