オートメーション
DevOps のもう 1 つの基本理念とプラクティスとなるものはオートメーションです。オートメーションでは、インフラストラクチャとそこで実行されるアプリケーションのセットアップ、設定、デプロイ、サポートが重視されます。オートメーションを使用すると、標準化された再現可能な方法で、より迅速に環境をセットアップできます。手動プロセスを排除することが、DevOps 戦略を成功させる鍵です。従来、サーバーの設定とアプリケーションのデプロイは、主に手動のプロセスを使用して行われてきました。このため環境が多様化し、問題が発生した場合は特定の環境を再現することが困難になります。
クラウドのメリットを最大限に引き出すには、オートメーションの使用が不可欠です。AWS の内部では、伸縮性およびスケーラビリティというコア機能を提供するために、オートメーションに大きく依存しています。手動のプロセスはエラーが発生しやすく信頼性に欠けるため、俊敏性を要するビジネスをサポートするには不適切です。組織では、手動設定を提供するために、高度なスキルを持つリソースが忙殺されることも少なくありませんが、その時間は本来、もっと重要で高い価値につながる活動のサポートに使う方が有効です。
最新の運用環境では一般的に、フルオートメーションを利用し、手動操作や本番環境へのアクセスを排除しています。これには、すべてのソフトウェアリリース、マシン設定、オペレーティングシステムへのパッチ適用、トラブルシューティング、バグ修正が含まれます。さまざまなレベルのオートメーションプラクティスを併用すると、より高度なエンドツーエンドの自動化プロセスを提供できます。
オートメーションには主に次のようなメリットがあります。
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迅速な変更
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生産性の向上
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再現可能な設定
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再現可能な環境
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伸縮性の活用
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オートスケーリングの活用
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テストの自動化
オートメーションは AWS のサービスの基礎であり、すべてのサービス、機能、提供製品で内部的にサポートされています。