CloudWatch RUM と AWS X-Ray - AWS X-Ray

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CloudWatch RUM と AWS X-Ray

Amazon CloudWatch RUM を使用すると、実際のユーザーモニタリングを実行して、実際のユーザーセッションからウェブアプリケーションのパフォーマンスに関するクライアント側のデータをほぼリアルタイムで収集して表示できます。 AWS X-Ray と CloudWatch RUM を使用すると、ダウンストリームの AWS マネージドサービスを通じてアプリケーションのエンドユーザーから開始するリクエストパスを分析およびデバッグできます。これにより、エンドユーザーに影響を与えるレイテンシーの傾向やエラーを特定できます。

ユーザーセッションの X-Ray トレースを有効にすると、 CloudWatch RUM は許可された HTTP リクエストに X-Ray トレースヘッダーを追加し、許可された HTTP リクエストの X-Ray セグメントを記録します。その後、X-Ray トレースマップを含む X-Ray および CloudWatch コンソールで、これらのユーザーセッションからのトレースとセグメントを確認できます。

注記

CloudWatch RUM は X-Ray サンプリングルールと統合されません。代わりに、 CloudWatch RUM を使用するようにアプリケーションを設定するときにサンプリングパーセンテージを選択します。 CloudWatch RUM から送信されたトレースには、追加コストが発生する可能性があります。詳細については、AWS X-Ray の料金を参照してください。

デフォルトでは、 CloudWatch RUM から送信されたクライアント側のトレースはサーバー側のトレースに接続されません。クライアント側のトレースをサーバー側のトレースに接続するには、これらの HTTP リクエストに X-Ray トレースヘッダーを追加するように CloudWatch RUM ウェブクライアントを設定します。

警告

HTTP リクエストに X-Ray トレースヘッダーを追加するように CloudWatch RUM ウェブクライアントを設定すると、Cross-Origin Resource Sharing (CORS) が失敗する可能性があります。これを回避するには、ダウンストリームサービスの CORS 設定で、許可されるヘッダーのリストに X-Amzn-Trace-Id HTTP ヘッダーを追加します。API Gateway をダウンストリームとして使用している場合は、「REST API リソースの CORS を有効にする」を参照してください。本番環境でクライアント側の X-Ray トレースヘッダーの追加を行う前に、アプリケーションのテストを実施することを強くお勧めします。詳細については、 CloudWatch RUM ウェブクライアントのドキュメント「」を参照してください。

での実際のユーザーモニタリングの詳細については CloudWatch、 CloudWatch 「RUM の使用」を参照してください。X-Ray でのユーザーセッションのトレースなど、 CloudWatch RUM を使用するようにアプリケーションを設定するには、 CloudWatch 「RUM を使用するようにアプリケーションをセットアップする」を参照してください。