CloudWatch RUM ダッシュボードの表示
CloudWatch RUM は、ページのロード時間、Apdex スコア、使用されたブラウザとデバイス、ユーザーセッションが置かれた地域的な位置、エラーのあるセッションなど、アプリケーションのパフォーマンスに関するデータをユーザーセッションから収集する際に役立ちます。これらの情報はすべて、ダッシュボードに表示されます。
RUM ダッシュボードを表示するには
CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで、[Application Signals]、[RUM] の順に選択します。
作成したアプリケーションモニターによって収集された情報は、[Overview] (概要) タブに表示されます。
ペインの一番上の行には、このアプリケーションモニターに関する次の情報が表示されます。
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実行されたページロードの数
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ページロードの平均速度
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Apdex スコア
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アプリケーションモニターに関連付けられているアラームのステータス
Apdex (Application Performance Index) スコアでは、エンドユーザーの満足度が示されます。このスコアは、0 (最低の満足度) から 1 (最高の満足度) までの範囲を取ります。このスコアは、アプリケーションのパフォーマンスのみを基に算出されています。ユーザーに、アプリケーションの評価が求められることはありません。Apdex スコアの詳細については、「CloudWatch RUM での Apdex スコアの評価方式」を参照してください。
これらのペインの一部には、データを詳しく調べるために使用できるリンクが含まれています。このリンクのいずれかを選択すると、詳細に関するビューが開きます。この画面の上部には、[Performance] 、[Errors] 、[HTTP requests]、[Sessions]、[Events Browsers & Devices] 、[User Journey] などのタブが表示されます。
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さらに絞り込むには、[List view] (リストビュー) タブを選択し、注目するアプリケーションモニターの名前を選択します。これにより、選択したアプリモニターの次のタブが表示されます。
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[Performance] (パフォーマンス) タブには、ロード時間、セッション情報、リクエストの情報、ウェブバイタル、ページロードの時間的推移など、ページのパフォーマンスに関する情報が表示されます。このビューにあるコントロールにより、フォーカスする表示内容を [Page loads] (ページロード)、[Requests] (リクエスト)、および [Location] (ロケーション) の間で切り替えることができます。
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[Errors] タブでは、Javascript エラーに関する情報が表示されます。この情報には、ユーザーに対し最も頻繁に表示されているエラーメッセージ、最もエラーが多いデバイスとブラウザ情報などが含まれています。このビューには、エラーのヒストグラムとエラーのリストビューが含まれます。エラーのリストは、ユーザーとイベントの詳細でフィルタリングできます。エラーメッセージを選択すると、詳細が表示されます。
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[HTTP requests] タブには、エラーが最も多いリクエスト URL、エラーが最も多いデバイスとブラウザ情報が表示されます。このタブには、リクエストのヒストグラム、リクエストのリストビュー、およびネットワークエラーのリストビューが含まれます。エラーのリストは、ユーザーとイベントの詳細でフィルタリングできます。レスポンスコードまたはエラーメッセージを選択すると、それぞれリクエストまたはネットワークエラーの詳細が表示されます。
[Sessions] タブには、セッションメトリクスが表示されます。You can request a quota increaseこのタブには、セッション開始イベントのヒストグラムとセッションのリストビューが含まれます。セッションのリストは、イベントタイプ、ユーザーの詳細、およびイベントの詳細でフィルタリングできます。sessionId を選択すると、セッションの詳細が表示されます。
[Events] タブには、RUM イベントのヒストグラムとイベントのリストビューが表示されます。セッションのリストは、イベントタイプ、ユーザーの詳細、およびイベントの詳細でフィルタリングできます。RUM イベントを選択すると、未処理のイベントが表示されます。
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[Browsers & Devices] (ブラウザとデバイス) タブには、アプリケーションにアクセスした各種のブラウザやデバイスでの、パフォーマンスや使用状況などに関する情報が表示されます。このビューにあるコントロールでは、フォーカスするビューを [ブラウザ] と[デバイス] の間で切り替えます。
対象を単一のブラウザに絞り込むと、そのブラウザのバージョン別に分類されたデータが表示されます。
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[User Journey] (ユーザージャーニー) タブには、ユーザーがアプリケーションをナビゲートするために使用しているパスが表示されます。ユーザーがアプリケーションに入ったポイントと、アプリケーションを終了したページを確認できます。また、それらのユーザーが通過したパスと、同じパスをたどるユーザーの割合なども確認できます。いずれかのノードで一時停止することで、そのページの詳細を取得できます。1 つのパスを選択すると、接続を見やすく強調表示することもできます。
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(オプション) 最初の 6 つのタブで [Pages] ボタンを選択すると、リストからページまたはページグループを選択できます。これにより、表示されるデータがアプリケーションの単一ページまたはページグループに関するものに絞り込まれます。さらに、リスト内のページとページグループをお気に入りとしてマークすることも可能です。