他のデータソースにあるメトリクスへのクエリ
CloudWatch では、他のデータソースにあるメトリクスのアラームをクエリ、可視化、作成できます。そのためには、CloudWatch を他のデータソースに接続します。これにより、CloudWatch コンソール内に単一の統合モニタリングエクスペリエンスを実現できます。データの保存場所に関係なく、インフラストラクチャとアプリケーションのメトリクスを一元的に表示できるため、問題をすばやく特定して解決できます。
CloudWatch ウィザードを使用してデータソースに接続すると、AWS CloudFormation スタックが作成されるので、AWS Lambda 関数をデプロイして設定できるようになります。この Lambda 関数は、データソースをクエリするたびにオンデマンドで実行されます。CloudWatch クエリビルダーには、メトリクス、テーブル、フィールド、ラベルなど、クエリ可能な要素のリストがリアルタイムに表示されます。何かを選択すると、選択したソースにネイティブの言語でクエリが事前に入力されます。
CloudWatch では、ウィザードの手順に従って、以下のデータソースに接続できます。データソースと認証情報を特定できるように、各データソースの基本情報を指定できます。また、独自の Lambda 関数を作成して、他のデータソースへのコネクタを手動で作成することもできます。
Amazon OpenSearch Service - OpenSearch Service のログとトレースからメトリクスを導出します。
Amazon Managed Service for Prometheus - PromQL を使用して、こうしたメトリクスをクエリします。
Amazon RDS for MySQL - SQL を使用して、Amazon RDS テーブルに保存されているデータをメトリクスに変換します。
Amazon RDS for PostgreSQL - SQL を使用して、Amazon RDS テーブルに保存されているデータをメトリクスに変換します。
Amazon S3 CSV ファイル - Amazon S3 バケットに保存されている CSV ファイルのメトリクスデータを表示します。
Microsoft Azure Monitor - Microsoft Azure Monitor アカウントからメトリクスをクエリします。
Prometheus - PromQL を使用して、こうしたメトリクスをクエリします。
データソースへのコネクタを作成したら、「 別のデータソースにあるメトリクスのグラフ化」でデータソースのメトリクスをグラフ化する方法を確認してください。データソースのメトリクスにアラームを設定する方法については、「接続されたデータソースに基づいてアラームを作成する」を参照してください。