CloudWatch Metrics Insights を使用して CloudWatch メトリクスをクエリする
CloudWatch Metrics Insights は、高性能な SQL クエリエンジンであり、これにより、メトリクスに対し大量のクエリを実行できます。CloudWatch メトリクスの全体について、トレンドとパターンをリアルタイムで識別できます。
また、単一の時系列を返すどの Metrics Insights クエリにでも、アラームを設定できます。これは、インフラストラクチャやアプリケーションのフリートで集約されたメトリクスを監視するアラームを作成する場合に特に役立ちます。アラームを一度作成すると、リソースがフリートに追加されたり、フリートから削除されたりするたびに動的に調整されます。
CloudWatch Metrics Insights クエリエディタを使用すると、コンソールで CloudWatch Metrics Insights クエリを実行できます。また、GetMetricData
や PutDashboard
を実行して、AWS CLI や AWS SDK で CloudWatch Metrics Insights クエリを実行することもできます。CloudWatch Metrics Insights クエリエディタでクエリを実行した場合には、料金がかかりません。CloudWatch の料金の詳細については、Amazon CloudWatch の料金
CloudWatch Metrics Insights クエリエディタでは、事前構築済みのさまざまなサンプルクエリを選択できるほか、独自のクエリを作成することもできます。クエリを作成すると、ビルダービューを使用して既存のメトリクスとディメンションを参照できます。あるいは、エディタビューを使用して、手動でクエリを記述できます。
このほか、自然言語を使用して CloudWatch Metrics Insights クエリを作成することもできます。そのためには、どのようなデータを探しているのかを質問したり、具体的に説明したりしてみてください。AI 支援機能が働いて、プロンプトに基づいてクエリが生成され、クエリの仕組みを説明した文が 1 行ずつ表示されます。詳細については、「自然言語を使用した CloudWatch Metrics Insights クエリの生成と更新」を参照してください。
Metrics Insights では、大量のクエリを実行できます。GROUP BY 句を使用すると、メトリクスを特定のディメンション値ごとに個別の時系列にリアルタイムでグループ化できます。Metrics Insights クエリには ORDER BY 機能があるため、Metrics Insights を使用して「上位 N」といったタイプのクエリを作成できます。例えば、「上位 N」タイプのクエリでは、アカウント内の何百万ものメトリクスをスキャンして、CPU の消費率が高い上位 10 個のインスタンスを返すことができます。アプリケーションのレイテンシーの問題を特定して修正する場合に効果的です。
トピック
- CloudWatch Metrics Insights でのクエリの作成
- CloudWatch Metrics Insights のクエリコンポーネントと構文
- CloudWatch での CloudWatch Metrics Insights クエリのアラーム
- メトリクス数式のクエリで Metrics Insights を使用する
- 自然言語を使用した CloudWatch Metrics Insights クエリの生成と更新
- SQL 推論
- Metrics Insights のサンプルクエリ
- Metrics Insights の制限
- Metrics Insights 用語集
- Metrics Insights のトラブルシューティング