Aurora MySQL DB クラスターのバックトラックの実行 - Amazon Aurora

Aurora MySQL DB クラスターのバックトラックの実行

DB クラスターは、指定したバックトラックタイムスタンプまでバックトラックできます。バックトラックタイムスタンプが、最も早いバックトラック時間から現時点までの範囲内にあれば、DB クラスターはそのタイムスタンプまでバックトラックされます。

それ以外の場合は、通常、エラーが発生します。また、バイナリログが有効になっている DB クラスターをバックトラックしようとすると、通常、エラーが発生します。ただし、バックトラックの強制実行を選択した場合を除きます。バックトラックの強制実行は、バイナリログを使用する他のオペレーションに干渉する場合があります。

重要

バックトラックでは、それに伴う変更の binlog エントリが生成されません。DB クラスターでバイナリログを有効にしている場合、バックトラックは binlog 実装と互換性がない可能性があります。

注記

データベースのクローンでは、クローンの作成日時より前の時点まで DB クラスターをバックトラックすることはできません。データベースのクローンの詳細については、「Amazon Aurora DB クラスターのボリュームのクローン作成」を参照してください。

次の手順では、コンソールを使用して DB クラスターのバックトラックオペレーションを実行する方法を示します。

コンソールを使用してバックトラックオペレーションを実行するには
  1. AWS Management Console にサインインし、Amazon RDS コンソール (https://console.aws.amazon.com/rds/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[インスタンス] を選択します。

  3. バックトラックする DB クラスターのプライマリインスタンスを選択します。

  4. [アクション] で、[DB クラスターのバックトラック] を選択します。

  5. [DB クラスターのバックトラック] ページで、DB クラスターのバックトラック先のバックトラックタイムスタンプを入力します。

    DB クラスターのバックトラック
  6. [Backtrack DB cluster (DB クラスターのバックトラック)] を選択します。

次の手順では、AWS CLI を使用して DB クラスターをバックトラックする方法を示します。

AWS CLI を使用して DB クラスターをバックトラックするには
  • AWS CLI の backtrack-db-cluster コマンドを呼び出して以下の値を渡します。

    • --db-cluster-identifier - DB クラスターの名前。

    • --backtrack-to - DB クラスターをバックトラックする先のバックトラックタイムスタンプ (ISO 8601 形式で指定)。

    次の例では、DB クラスター sample-cluster を 2018 年 3 月 19 日午前 10 時までバックトラックします。

    Linux、macOS、Unix の場合:

    aws rds backtrack-db-cluster \ --db-cluster-identifier sample-cluster \ --backtrack-to 2018-03-19T10:00:00+00:00

    Windows の場合:

    aws rds backtrack-db-cluster ^ --db-cluster-identifier sample-cluster ^ --backtrack-to 2018-03-19T10:00:00+00:00

Amazon RDS API を使用して DB クラスターをバックトラックするには、BacktrackDBCluster オペレーションを使用します。このオペレーションでは、DBClusterIdentifier 値で指定した DB クラスターを、指定した時間までバックトラックします。