Aurora MySQL DB クラスターのボリュームステータスの表示
Amazon Aurora において、DB クラスターボリュームは、論理的なブロックのコレクションで構成されます。各論理的なブロックは、10 ギガバイトの割り当て済みストレージです。これらのブロックは保護グループと呼ばれます。
各保護グループのデータは、6 つの物理ストレージデバイス (ストレージノードと呼ばれる) にわたってレプリケートされます。これらのストレージノードは、DB クラスターがある AWS リージョン内の 3 つのアベイラビリティーゾーン (AZ) に割り当てられます。また、各ストレージノードには、DB クラスターボリュームに対する 1 つ以上の論理的なデータブロックが含まれます。保護グループおよびストレージノードの詳細については、AWS データベースブログの「Aurora ストレージエンジンの概要
ストレージノード全体の障害、またはストレージノード内の単一の論理的なデータブロックの障害をシミュレートできます。シミュレートするには、ALTER SYSTEM SIMULATE DISK
FAILURE
の障害挿入ステートメントを使用します。このステートメントで、特定の論理的なデータブロックまたはストレージノード全体のインデックス値を指定します。ただし、DB クラスターボリュームで使用されている論理的なデータブロックまたはストレージノードの数より大きいインデックス値を指定すると、ステートメントからエラーが返されます。障害挿入クエリの詳細については、「障害挿入クエリを使用した Amazon Aurora MySQL のテスト」を参照してください。
このエラーは、SHOW VOLUME STATUS
ステートメントを使用して回避できます。このステートメントからは、2 つのサーバーステータス変数 (Disks
および Nodes
) が返されます。これらの変数は、DB クラスターボリュームの論理的なデータブロックとストレージノードの合計数をそれぞれ示します。
構文
SHOW VOLUME STATUS
例
次の例は、SHOW VOLUME STATUS の一般的な結果を示しています。
mysql>
SHOW VOLUME STATUS;+---------------+-------+ | Variable_name | Value | +---------------+-------+ | Disks | 96 | | Nodes | 74 | +---------------+-------+