stats_temp_directory の RAM ディスクを特定する
PostgreSQL stats_temp_directory
を保存する RAM ディスクに割り当てられたシステムメモリを指定するために Aurora PostgreSQL パラメータ rds.pg_stat_ramdisk_size
を使用できます。RAM ディスクパラメータは、Aurora PostgreSQL 14 以下のすべてのバージョンで利用できます。
特定のワークロードでは、このパラメータを設定することでパフォーマンスが向上し、IO 要件を軽減することができます。stats_temp_directory
の詳細については、PostgreSQL のドキュメントで「Run-time Statisticsstats_temp_directory
に設定する必要はありません。
stats_temp_directory
の RAM ディスクを有効にするには、rds.pg_stat_ramdisk_size
パラメータを、DB クラスターで使用されるパラメータグループのゼロ以外の値に設定します。このパラメータは MB を表すため、整数値を使用する必要があります。式、数式、関数が rds.pg_stat_ramdisk_size
パラメータに対して有効ではありません。変更が反映されるように、DB クラスターを再起動してください。パラメータの設定の詳細については、「Amazon Aurora のパラメータグループ」を参照してください。DB クラスターの再起動の詳細については、「Amazon Aurora DB クラスターまたは Amazon Aurora DB インスタンスの再起動」を参照してください。
例えば、次の AWS CLI コマンドは、RAM ディスクパラメータを 256 MB に設定します。
aws rds modify-db-cluster-parameter-group \ --db-cluster-parameter-group-name db-cl-pg-ramdisk-testing \ --parameters "ParameterName=rds.pg_stat_ramdisk_size, ParameterValue=256, ApplyMethod=pending-reboot"
DB クラスターの再起動後、次のコマンドを実行して stats_temp_directory
のステータスを確認します。
postgres=>
SHOW stats_temp_directory;
コマンドは次の情報を返します。
stats_temp_directory --------------------------- /rdsdbramdisk/pg_stat_tmp (1 row)