RDS for SQL Server の MSDTC のトラブルシューティング
場合によっては、クライアントコンピュータで実行されている MSDTC と RDS for SQL Server DB インスタンスで実行されている MSDTC サービスとの間の接続を確立できないことがあります。その場合は、以下のことを確認してください。
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DB インスタンスに関連付けられているセキュリティグループのインバウンドルールが正しく設定されている。詳細については、「Amazon RDS DB インスタンスに接続できない」を参照してください。
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クライアントコンピュータが正しく設定されている。
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クライアントコンピュータの MSDTC ファイアウォールルールが有効になっている。
クライアントコンピュータを設定するには
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[コンポーネントサービス] を開きます。
または、[サービスマネージャー] で、[ツール]、[コンポーネントサービス] の順に選択します。
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[コンポーネントサービス]、[コンピュータ]、[マイコンピュータ]、[分散トランザクションコーディネーター] の順に展開します。
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[ローカル DTC] のコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[プロパティ] を選択します。
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[セキュリティ] タブを選択します。
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次の項目をすべて選択します。
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ネットワーク DTC アクセス
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受信を許可する
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送信を許可する
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正しい認証モードが選択されていることを確認します。
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相互認証を必要とする - クライアントマシンは、分散トランザクションに参加している他のノードと同じドメインに参加しているか、ドメイン間に信頼関係が設定されています。
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認証を必要としない - 他のすべてのケース。
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[OK] を選択して変更を保存します。
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サービスの再起動を求めるメッセージが表示されたら、[はい] を選択します。
MSDTC ファイアウォールルールを有効にするには
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Windows ファイアウォールを開き、[詳細設定] を選択します。
または、[サーバー マネージャー] で、[ツール] を選択し、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] を選択します。
注記
オペレーティングシステムによっては、Windows ファイアウォールを Windows Defender ファイアウォールと呼ぶ場合があります。
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左側のペインで [受信ルール] を選択します。
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次のファイアウォールルールが有効になっていない場合は、有効にします。
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分散トランザクションコーディネーター (RPC)
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分散トランザクションコーディネーター (RPC)-EPMAP
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分散トランザクションコーディネーター (TCP-In)
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Windows ファイアウォールを閉じます。