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ファイルシステムのストレージの管理
ファイルシステムを管理してライフサイクルを通じてコスト効率の高い方法で保存するには、ライフサイクル管理を使用して、ファイルシステムに定義されているライフサイクル設定に従ってストレージクラス間でデータを自動的に移行します。ライフサイクル設定は、ファイルシステムのデータを別のストレージクラスにいつ移行するかを定義する一連のライフサイクルポリシーです。
ライフサイクルポリシー
ライフサイクルポリシーは、EFS 低頻度アクセス (IA) および EFS EFS Archive ストレージクラスとの間でファイルを移行するタイミングをライフサイクル管理に指示します。移行時間は、標準ストレージクラスでファイルが最後にアクセスされた日時に基づいています。ライフサイクルポリシーは、EFS ファイルシステム全体に適用されます。
EFS ライフサイクルポリシーは以下のとおりです。
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IA への移行 — 低頻度アクセスストレージにファイルを移動するタイミングをライフサイクル管理に指示します。これは、四半期ごとに数回しかアクセスされないデータに対してコストが最適化されます。デフォルトでは、標準ストレージで 30 日間アクセスされなかったファイルは IA に移行されます。
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アーカイブへの移行 – ファイルをアーカイブストレージクラスに移動するタイミングをライフサイクル管理に指示します。アーカイブストレージクラスは、年に数回以下しかアクセスされないデータに対してコストが最適化されます。デフォルトでは、標準ストレージで 90 日間アクセスされなかったファイルはアーカイブに移行されます。
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標準への移行 — ファイルを IA またはアーカイブから移行し、標準ストレージに戻すかどうかをライフサイクル管理に指示します。これにより、頻繁にアクセスされるデータの読み取りレイテンシーがミリ秒未満になります。デフォルトでは、ファイルは標準ストレージに戻されず、IA ストレージクラスまたはアーカイブストレージクラスに残ります。最速のレイテンシーパフォーマンスを要するパフォーマンス重視のユースケース (大量の小さなファイルを処理するアプリケーションなど) では、[初回アクセス時] にファイルを標準ストレージに移行することを選択します。
ファイルシステムのライフサイクルポリシーの設定の詳細については、「ファイルシステムのライフサイクルポリシーを管理する」を参照してください。
標準ストレージクラスでの最終アクセス日時を確認するために、内部タイマーが、公開されている POSIX ファイルシステムの属性ではなく、ファイルが最後にアクセスされた日時を追跡します。Standard のファイルにアクセスするたびに、ライフサイクル管理タイマーがリセットされます。ライフサイクル管理がファイルを IA またはアーカイブストレージクラスに移動すると、アクセス時にファイルを標準に戻すようにライフサイクル管理に指示する標準への移行ポリシーが設定されていない限り、ファイルは無期限にそこに残ります。
ディレクトリの内容を一覧表示するなどのメタデータオペレーションは、ファイルアクセスとしてカウントされません。ファイルの内容を IA ストレージクラスまたはアーカイブストレージクラスのいずれかに移行するプロセスの間、ファイルは標準ストレージクラスに保存され、そのストレージ料金で請求されます。
ライフサイクル管理のファイルシステムオペレーション
ライフサイクル管理のためのファイルシステムオペレーションは、EFS ファイルシステムのワークロードに対するオペレーションよりも優先度が低くなります。ファイルを IA ストレージおよびアーカイブストレージに移行したり、IA ストレージおよびアーカイブストレージから移行したりするのに必要な時間は、ファイルサイズとファイルシステムのワークロードによって異なります。
ファイル名、所有権情報、ファイルシステムのディレクトリ構造などのファイルメタデータは、常に標準のストレージに格納され、一貫したメタデータパフォーマンスの確保に役立ちます。ファイルシステムの IA ストレージクラスまたはアーカイブストレージクラス内のファイルへの書き込みオペレーションはすべて、まず標準ストレージクラスに書き込まれ、24 時間後に該当するストレージクラスに移行する資格が与えられます。