データベースをリホストするための移行ツールの選択

Mike Kuznetsov、Harpreet Virk (Amazon Web Services (AWS))

2022 年 6 月 (ドキュメント履歴)

大規模なワークロードを AWS に移行する予定があるのなら、AWS ガイダンスに従い、移行プロセスを評価、準備、移行の3つの段階に分けることを推奨します。移行プロセスには、「Strategy and best practices for AWS large migrations」で論じているとおり、範囲 (「何?」)、戦略 (「なぜ?」)、タイムライン (「いつ?」) を含む多くの要因が含まれます。移行するワークロードはそれぞれ、7 つの一般的な戦略 (7 R) で定義されているように、異なる移行戦略に従う場合があります。ほとんどのワークロードは、 lift-and-shift 移行のリホストシナリオに従います。戦略を選択したら、少なくとも 3 つの側面 (人、テクノロジー、プロセス) に焦点を当てることで、「どうやって?」という疑問に答えることができます。

このガイドは、オンプレミスのワークロードを AWS クラウド に移行することを計画しているすべての人を対象としています。これには IT およびビジネスエグゼクティブ、プログラムマネージャー、プロジェクトマネージャー、製品所有者、オペレーションマネージャー、インフラストラクチャマネージャーなどが含まれます。

このガイドでは、クラウド機能を活用するための変更を加えずに、アプリケーションをクラウドに移行するリホスト移行パスについて重点的に説明します。例えば、オンプレミスの Microsoft SQL Server データベースを、AWS クラウド の Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスに移行するのはリホスト戦略です。具体的には、このガイドでは、データベースがスコープに含まれるワークロードの lift-and-shift 移行に最適なツールと、移行する特定のサービスを選択するときに考慮すべき要素について説明します。その中で、以下のような疑問に答えています。データベース移行のサポートに最適なサービスはどれか? データベース以外のサーバーに使用されるサービスをデータベースサーバーにも使用できますか、それともデータベースサーバーは別の方法で扱うべきか? リホスト移行が、リホストとリプラットフォームを組み合わせたアプローチになってしまったら、どうすればよいか?