Amazon EC2 Auto Scaling のアクション、リソース、および条件キー
Amazon EC2 Auto Scaling (サービスプレフィックス: autoscaling
) では、IAM アクセス許可ポリシーで使用できるように、以下のサービス固有のリソースやアクション、条件コンテキストキーが用意されています。
参照:
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このサービスを設定する方法について説明します。
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このサービスで使用可能な API オペレーションのリストを表示します。
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IAM アクセス許可ポリシーを使用して、このサービスとそのリソースを保護する方法を学びます。
トピック
Amazon EC2 Auto Scaling で定義されるアクション
IAM ポリシーステートメントの Action
エレメントでは、以下のアクションを指定できます。ポリシーを使用して、AWS でオペレーションを実行するアクセス許可を付与します。ポリシーでアクションを使用する場合は、通常、同じ名前の API オペレーションまたは CLI コマンドへのアクセスを許可または拒否します。ただし、場合によっては、1 つのアクションによって複数のオペレーションへのアクセスが制御されます。あるいは、いくつかのオペレーションはいくつかの異なるアクションを必要とします。
[アクション] テーブルの [リソースタイプ] 列は、各アクションがリソースレベルの許可をサポートしているかどうかを示します。この列に値がない場合は、ポリシーステートメントの Resource
要素で、ポリシーが適用されるすべてのリソース (「*」) を指定する必要があります。列にリソースタイプが含まれる場合、そのアクションを含むステートメントでそのタイプの ARN を指定できます。アクションで 1 つ以上のリソースが必須となっている場合、呼び出し元には、それらのリソースを伴うアクションを使用するための許可が付与されている必要があります。必須リソースは、アスタリスク (*) でテーブルに示されています。IAM ポリシーの Resource
要素でリソースアクセスを制限する場合は、必要なリソースタイプごとに ARN またはパターンを含める必要があります。一部のアクションでは、複数のリソースタイプがサポートされています。リソースタイプがオプション (必須として示されていない) の場合、オプションのリソースタイプのいずれかを使用することを選択できます。
[アクション] テーブルの [条件キー] 列には、ポリシーステートメントの Condition
要素で指定できるキーが含まれます。サービスのリソースに関連付けられている条件キーの詳細については、[リソースタイプ] テーブルの [条件キー] 列を参照してください。
注記
リソース条件キーは、リソースタイプテーブルに一覧表示されています。アクションに適用されるリソースタイプへのリンクは、[アクション] テーブルの [リソースタイプ (* 必須)] 列にあります。[リソースタイプ] テーブルのリソースタイプには、[アクション] テーブルのアクションに適用されるリソース条件キーである、[条件キー] 列が含まれています。
以下の表の列の詳細については、「アクションテーブル」を参照してください。
アクション | 説明 | アクセスレベル | リソースタイプ (* 必須) | 条件キー | 依存アクション |
---|---|---|---|---|---|
AttachInstances | 1 つ以上の EC2 インスタンスを、指定された Auto Scaling グループにアタッチする許可を付与 | Write | |||
AttachLoadBalancerTargetGroups | 1 つ以上のターゲットグループを、指定された Auto Scaling グループにアタッチする許可を付与 | Write | |||
AttachLoadBalancers | 1 つ以上のロードバランサーを、指定された Auto Scaling グループにアタッチする許可を付与 | 書き込み | |||
AttachTrafficSources | Auto Scaling グループに 1 つ以上のトラフィックソースをアタッチするための許可を付与します | 書き込み | |||
BatchDeleteScheduledAction | 指定されたスケジュールされたアクションを削除する許可を付与 | Write | |||
BatchPutScheduledUpdateGroupAction | Auto Scaling グループの複数のスケジュールされたスケーリングアクションを作成または更新する許可を付与 | Write | |||
CancelInstanceRefresh | 実行中のインスタンスの更新オペレーションをキャンセルする許可を付与 | Write | |||
CompleteLifecycleAction | 指定された結果の指定されたトークンまたはインスタンスのライフサイクルアクションを完了する許可を付与 | Write | |||
CreateAutoScalingGroup | 指定された名前と属性で、Auto Scaling グループを作成する許可を付与 | Write |
iam:CreateServiceLinkedRole iam:PassRole |
||
autoscaling:LaunchConfigurationName autoscaling:LaunchTemplateVersionSpecified autoscaling:TrafficSourceIdentifiers |
|||||
CreateLaunchConfiguration | 起動設定を作成する許可を付与 | Write | |||
autoscaling:MetadataHttpTokens |
|||||
CreateOrUpdateTags | 指定された Auto Scaling グループのタグを作成または更新する許可を付与 | タグ付け | |||
DeleteAutoScalingGroup | 指定された Auto Scaling グループを削除する許可を付与。 | Write | |||
DeleteLaunchConfiguration | 指定された起動設定を削除する許可を付与 | Write | |||
DeleteLifecycleHook | 指定したライフサイクルフックを削除する許可を付与 | Write | |||
DeleteNotificationConfiguration | 指定された通知を削除する許可を付与 | Write | |||
DeletePolicy | 指定された Auto Scaling ポリシーを削除する許可を付与 | Write | |||
DeleteScheduledAction | 指定されたスケジュールされたアクションを削除する許可を付与 | Write | |||
DeleteTags | 指定されたタグを削除する許可を付与 | タグ付け | |||
DeleteWarmPool | Auto Scaling グループに関連付けられたウォームプールを削除するためのアクセス許可を付与 | Write | |||
DescribeAccountLimits | AWS アカウント の現在の Auto Scaling リソース制限を記述するアクセス許可を付与 | リスト | |||
DescribeAdjustmentTypes | PutScalingPolicy で使用するポリシー調整を記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeAutoScalingGroups | 1 つ以上の Auto Scaling グループを記述する許可を付与 名前のリストを指定しない場合は、そのコールによって、すべての Auto Scaling グループの説明が記述されます | リスト | |||
DescribeAutoScalingInstances | 1 つ以上の Auto Scaling インスタンスを記述する許可を付与 リストを指定しない場合は、そのコールによって、すべてのインスタンスが記述されます | リスト | |||
DescribeAutoScalingNotificationTypes | Auto Scaling でサポートされている通知タイプの説明を記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeInstanceRefreshes | Auto Scaling グループの 1 つ以上のインスタンスの更新を記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeLaunchConfigurations | 1 つ以上の軌道設定を記述する許可を付与。名前のリストを省略した場合は、そのコールによって、すべての起動設定が記述されます | リスト | |||
DescribeLifecycleHookTypes | 使用可能なライフサイクルフックのタイプを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeLifecycleHooks | 指定された Auto Scaling グループのライフサイクルフックを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeLoadBalancerTargetGroups | 指定された Auto Scaling グループのターゲットグループを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeLoadBalancers | 指定された Auto Scaling グループのロードバランサーを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeMetricCollectionTypes | Auto Scaling の利用可能な CloudWatch メトリクスを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeNotificationConfigurations | 指定された Auto Scaling グループに関連付けられている通知アクションを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribePolicies | 指定された Auto Scaling グループのポリシーを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeScalingActivities | 指定された Auto Scaling グループの 1 つ以上のスケーリングアクティビティを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeScalingProcessTypes | ResumeProcesses および SuspendProcesses で使用するスケーリングプロセスの種類を記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeScheduledActions | 実行されていない Auto Scaling グループでスケジュールされているアクションを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeTags | 指定されたタグを記述する許可を付与 | Read | |||
DescribeTerminationPolicyTypes | Auto Scaling でサポートされている終了ポリシーを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeTrafficSources | 指定された Auto Scaling グループのターゲットグループを記述する許可を付与 | リスト | |||
DescribeWarmPool | Auto Scaling グループに関連付けられたウォームプールを記述するためのアクセス許可を付与 | リスト | |||
DetachInstances | 指定された Auto Scaling グループから 1 つ以上のインスタンスを削除する許可を付与 | Write | |||
DetachLoadBalancerTargetGroups | 指定された Auto Scaling グループから 1 つ以上のターゲットグループをデタッチする許可を付与 | Write | |||
DetachLoadBalancers | 指定された Auto Scaling グループから 1 つ以上のロードバランサーを削除する許可を付与 | 書き込み | |||
DetachTrafficSources | Auto Scaling グループから 1 つ以上のトラフィックソースをデタッチするための許可を付与します | 書き込み | |||
DisableMetricsCollection | 指定された Auto Scaling グループに対する指定されたメトリクスのモニタリングを無効にする許可を付与 | Write | |||
EnableMetricsCollection | 指定された Auto Scaling グループに対する指定されたメトリクスのモニタリングを有効にする許可を付与 | Write | |||
EnterStandby | 指定されたインスタンスをスタンバイモードから解除する許可を付与 | Write | |||
ExecutePolicy | 指定されたポリシーを実行する許可を付与 | Write | |||
ExitStandby | 指定されたインスタンスをスタンバイモードから解除する許可を付与 | 書き込み | |||
GetPredictiveScalingForecast | 予測スケーリングポリシーの予測データを取得する許可を付与 | リスト | |||
PutLifecycleHook | 指定された Auto Scaling グループのライフサイクルフックを作成または更新する許可を付与 | Write | |||
PutNotificationConfiguration | 特定のイベントが発生したときに Auto Scaling グループが通知を送信するように設定する許可を付与 | Write | |||
PutScalingPolicy | Auto Scaling グループのポリシーを作成または更新する許可を付与 | Write | |||
PutScheduledUpdateGroupAction | 指定された Auto Scaling グループのスケジュールされたスケーリングアクションを作成または更新する許可を付与 | Write | |||
PutWarmPool | 指定された Auto Scaling グループに関連付けられたウォームプールを作成または更新するためのアクセス許可を付与 | Write | |||
RecordLifecycleActionHeartbeat | 指定されたトークンまたはインスタンスに関連付けられたライフサイクルアクションのハートビートを記録する許可を付与 | Write | |||
ResumeProcesses | 指定された Auto Scaling グループに対して、停止した指定の Auto Scaling プロセス、またはすべての中断プロセスを再開する許可を付与 | 書き込み | |||
RollbackInstanceRefresh | 進行中のインスタンス更新オペレーションをロールバックするための許可を付与します | 書き込み | |||
SetDesiredCapacity | 指定された Auto Scaling グループのサイズを設定する許可を付与 | Write | |||
SetInstanceHealth | 指定されたインスタンスのヘルスステータスを設定する許可を付与 | Write | |||
SetInstanceProtection | 指定されたインスタンスのインスタンス保護設定を更新する許可を付与 | Write | |||
StartInstanceRefresh | 新しいインスタンスの更新オペレーションを開始する許可を付与 | Write | |||
SuspendProcesses | 指定された Auto Scaling グループに対して、指定された Auto Scaling プロセス、またはすべてのプロセスを中断する許可を付与 | Write | |||
TerminateInstanceInAutoScalingGroup | 指定されたインスタンスを終了し、必要に応じてグループサイズを調整する許可を付与 | Write | |||
UpdateAutoScalingGroup | 指定された Auto Scaling グループの設定を更新する許可を付与 | Write |
iam:PassRole |
||
autoscaling:LaunchConfigurationName |
Amazon EC2 Auto Scaling で定義されるリソースタイプ
以下のリソースタイプは、このサービスによって定義され、IAM アクセス許可ポリシーステートメントの Resource
エレメントで使用できます。アクションテーブルの各アクションは、そのアクションで指定できるリソースタイプを示しています。リソースタイプは、ポリシーに含めることができる条件キーを定義することもできます。これらのキーは、[リソースタイプ] テーブルの最後の列に表示されます。以下の表の列の詳細については、「リソースタイプテーブル」を参照してください。
リソースタイプ | ARN | 条件キー |
---|---|---|
autoScalingGroup |
arn:${Partition}:autoscaling:${Region}:${Account}:autoScalingGroup:${GroupId}:autoScalingGroupName/${GroupFriendlyName}
|
|
launchConfiguration |
arn:${Partition}:autoscaling:${Region}:${Account}:launchConfiguration:${Id}:launchConfigurationName/${LaunchConfigurationName}
|
Amazon EC2 Auto Scaling の条件キー
Amazon EC2 Auto Scaling では、IAM ポリシーの Condition
要素で使用できる以下の条件キーを定義します。これらのキーを使用して、ポリシーステートメントが適用される条件をさらに絞り込むことができます。以下の表の列の詳細については、「条件キーテーブル」を参照してください。
すべてのサービスで使用できるグローバル条件キーを確認するには、「使用できるグローバル条件キー」を参照してください。
条件キー | 説明 | [Type] (タイプ) |
---|---|---|
autoscaling:ImageId | 起動設定の AMI ID に基づいて、アクセスをフィルタリングする | 文字列 |
autoscaling:InstanceType | 起動設定の インスタンス に基づいて、アクセスをフィルタリングする | 文字列 |
autoscaling:InstanceTypes | 混合インスタンスポリシーの起動テンプレートへの上書きとして存在するインスタンスタイプに基づいてアクセスをフィルタリングする これを使用して、ポリシーで明示的に定義できるインスタンス タイプを限定する | 文字列 |
autoscaling:LaunchConfigurationName | 起動設定の名前に基づいて、アクセスをフィルタリングします | 文字列 |
autoscaling:LaunchTemplateVersionSpecified | ユーザーが起動テンプレートの任意のバージョンを指定できるか、最新バージョンまたはデフォルトバージョンのみを指定できるかによって、アクセスをフィルタリングします | Bool |
autoscaling:LoadBalancerNames | ロードバランサーの名前に基づいて、アクセスをフィルタリングします | ArrayOfString |
autoscaling:MaxSize | 要求される最大スケーリングサイズに基づいて、アクセスをフィルタリングする | 数値 |
autoscaling:MetadataHttpEndpoint | HTTP エンドポイントがインスタンスメタデータサービスに対して有効になっているかどうかに基づいて、アクセスをフィルタリングします | 文字列 |
autoscaling:MetadataHttpPutResponseHopLimit | インスタンスメタデータサービスを呼び出すときに、許可されたホップ数に基づいて、アクセスをフィルタリングします | 数値 |
autoscaling:MetadataHttpTokens | インスタンスメタデータサービスを呼び出すときに、トークンが必要かどうかに基づいて、アクセスをフィルタリングします (オプションまたは必須) | 文字列 |
autoscaling:MinSize | 要求される最小スケーリングサイズに基づいて、アクセスをフィルタリングする | 数値 |
autoscaling:ResourceTag/${TagKey} | リソースに関連付けられているタグに基づいてアクションをフィルタリングします | 文字列 |
autoscaling:SpotPrice | 起動設定のスポットインスタンスの料金に基づいて、アクセスをフィルタリングする | 数値 |
autoscaling:TargetGroupARNs | ターゲットグループの ARN に基づいて、アクセスをフィルタリングします | ArrayOfARN |
autoscaling:TrafficSourceIdentifiers | トラフィックソースの識別子に基づいてアクセスをフィルタリング | ArrayOfString |
autoscaling:VPCZoneIdentifiers | VPC ゾーンの識別子に基づいて、アクセスをフィルタリングします | ArrayOfString |
aws:RequestTag/${TagKey} | リクエストで渡されたタグに基づいてアクションをフィルタリングします | 文字列 |
aws:ResourceTag/${TagKey} | リソースに関連付けられているタグに基づいてアクションをフィルタリングします | 文字列 |
aws:TagKeys | リクエストで渡されたタグキーに基づいてアクションをフィルタリングします | ArrayOfString |