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Amazon SES の E メール受信通知の内容
E メール受信に関するすべての通知は、JavaScript Object Notation (JSON) 形式で Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) トピックに公開されます。
通知の例については、「通知の例」を参照してください。
目次
トップレベル JSON オブジェクト
最上位の JSON オブジェクトには以下のフィールドが含まれます。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
notificationType
|
通知タイプ。このタイプの通知の場合、この値は常に |
E メール配信に関する情報を格納するオブジェクト。 |
|
通知が関係する E メールについての情報を格納するオブジェクト。 |
|
content
|
通常は多目的インターネットメール拡張 (MIME) 形式の、変更を加えていない raw E メールを格納する文字列。MIME 形式の詳細については、RFC 2045 注記このフィールドは、通知が SNS アクションによってトリガーされたときだけ使用されます。その他のすべてのアクションによってトリガーされる通知には、このフィールドは含まれません。 |
receipt オブジェクト
receipt
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
実行されたアクションに関する情報をカプセル化するオブジェクト。可能な値の一覧については、アクションオブジェクト を参照してください。 |
|
ドメインキーアイデンティファイドメール (DKIM) のチェックに合格したどうかを示すオブジェクト。可能な値の一覧については、dkimVerdict オブジェクト を参照してください。 |
|
dmarcPolicy |
送信元ドメインの Domain-based Message Authentication、Reporting & Conformance (DMARC) の設定を示します。このフィールドは、メッセージが DMARC 認証に失敗した場合にのみ表示されます。 このフィールドに可能な値は次のとおりです。
|
dmarcVerdict | Domain-based Message Authentication、Reporting & Conformance (DMARC) のチェックに合格したかどうかを示すオブジェクト。可能な値の一覧については、dmarcVerdict オブジェクト を参照してください。 |
processingTimeMillis
|
Amazon SES がメッセージを受信した時点からアクションをトリガーした時点までの期間をミリ秒で表す文字列。 |
recipients
|
アクティブな受信ルールによって一致した受信者 (具体的には、エンベロープの RCPT TO アドレス)。ここにリストされるアドレスは、「 |
メッセージがスパムであるかどうかを示すオブジェクト。可能な値の一覧については、spamVerdict オブジェクト を参照してください。 |
|
Sender Policy Framework (SPF) のチェックに合格したかどうかを示すオブジェクト。可能な値の一覧については、spfVerdict オブジェクト を参照してください。 |
|
timestamp
|
ISO 8601 |
メッセージにウイルスが含まれているかどうかを示すオブジェクト。可能な値の一覧については、virusVerdict オブジェクト を参照してください。 |
アクションオブジェクト
action
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
type
|
実行されたアクションのタイプを示す文字列。使用できる値は、 |
topicArn
|
通知が公開された Amazon SNS トピックの Amazon リソースネーム (ARN) を格納する文字列。 |
bucketName
|
メッセージが公開された Amazon S3 バケットの名前を格納する文字列。S3 アクションタイプでのみ使用されます。 |
objectKey
|
Amazon S3 バケット内の E メールを一意に識別する名前を格納する文字列。これは、「 |
smtpReplyCode
|
RFC 5321 |
statusCode
|
RFC 3463 |
message
|
バウンスメッセージに含める、人間が読み取れるテキストを格納する文字列。バウンスアクションタイプでのみ使用されます。 |
sender
|
バウンスした E メールの送信元 E メールアドレスを格納する文字列。これは、バウンスメッセージの送信元のアドレスです。バウンスアクションタイプでのみ使用されます。 |
functionArn
|
トリガーされた Lambda 関数の ARN を格納する文字列。Lambda アクションタイプでのみ使用されます。 |
invocationType
|
Lambda 関数の呼び出しタイプを格納する文字列。指定できる値は |
organizationArn
|
Amazon WorkMail 組織の ARN を格納する文字列。WorkMail アクションタイプでのみ使用されます。 |
dkimVerdict オブジェクト
dkimVerdict
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
status
|
DKIM 判定を格納する文字列。想定される値は次のとおりです。
|
dmarcVerdict オブジェクト
dmarcVerdict
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
status
|
DMARC 判定を格納する文字列。想定される値は次のとおりです。
|
spamVerdict オブジェクト
spamVerdict
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
status
|
スパムスキャンの結果を格納する文字列。想定される値は次のとおりです。
|
spfVerdict オブジェクト
spfVerdict
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
status
|
SPF 判定を格納する文字列。想定される値は次のとおりです。
|
virusVerdict オブジェクト
virusVerdict
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
status
|
ウイルススキャンの結果を格納する文字列。想定される値は次のとおりです。
|
Mail オブジェクト
mail
オブジェクトには以下のフィールドがあります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
destination
|
受信 E メールの MIME ヘッダーからのすべての受信者アドレス (To: および CC: 受信者を含む) の完全なリスト。 |
messageId
|
Amazon SES によって E メールに割り当てられる一意の ID を格納する文字列。E メールが Amazon S3 に配信された場合、このメッセージ ID は、Amazon S3 バケットにメッセージを書き込むために使用される Amazon S3 オブジェクトキーにもなります。 |
source
|
E メールの送信元の E メールアドレス (具体的には、エンベロープ MAIL FROM アドレス) を格納する文字列。 |
timestamp
|
E メールを受信した時刻を ISO8601 形式で格納する文字列。 |
headers
|
Amazon SES ヘッダーおよびカスタムヘッダー。各ヘッダーには、 |
すべての E メールに共通するヘッダー。各ヘッダーには、 |
|
headersTruncated
|
通知でヘッダーが切り捨てられたかどうかを示す文字列。切り捨ては、ヘッダーが 10 KB を超える場合に発生します。指定できる値は |
commonHeaders オブジェクト
commonHeaders
オブジェクトには、次の表に示すフィールドを含めることができます。このオブジェクトに存在するフィールドは、受信 E メールにどのフィールドが存在するかに応じて異なります。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
messageId |
元のメッセージの ID。 |
date |
Amazon SES がメッセージを受信した日時。 |
to |
E メールの To ヘッダー。 |
cc |
E メールの CC ヘッダー。 |
bcc |
E メールの BCC ヘッダー。 |
from |
E メールの From ヘッダー。 |
sender |
E メールの Sender ヘッダー。 |
returnPath |
E メールの Return-Path ヘッダー。 |
replyTo |
E メールの Reply-To ヘッダー。 |
subject |
E メールの Subject ヘッダー。 |